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株式市場はあまり関心を示していないが、最先端のIT技術を利用する次世代送電網、
スマートグリッドが動き出している。
今月11日、経産省は「次世代エネルギー、社会システム実証マスタープラン」を発表、
応募のあった19の地域から横浜市、豊田市、京都府の3自治体、北九州市の4地域を
選び実証実験を始める。次世代交通システム、都市の構築までを含む大規模なもので、
5年をかけて、わが国が得意とする26の技術分野で国際標準化を目指す。
電気自動車や充電システム、太陽光発電、燃料電池、スマートメーターといった
一連の関連銘柄が再び物色の対象となる可能性が出てきた。
●苦境が続く
ひと頃は全体の売り上げが30兆円を超えていたパチンコ業界の不振が止まらない。
マンネリ化が嫌気され、3000万人といわれたパチンコ人口はすでに半分以下。
一向に合法化されない「景品買い」と、近年の大型店の経営破綻、相次ぐ
不採算店の閉鎖で店舗数もピーク時の6割程度までに減っているとみられている。
客寄せのために新台を頻繁に入れ替えなければならない。
しかもそのサイクルがどんどん短くなっているから、
銀行がなかなかお金を貸さなくなってきている。
もし、これでカジノが合法化されるようなことにでもなれば、
状況はもっと深刻になることが確実だ。
(日刊ゲンダイ2010年8月25日掲載)
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