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京都・祇園の市立弥栄(やさか)中学校(東山区、野里基次(のざともとつぐ)校長、72人)の
今春の卒業生を、昨年10月から約半年間、追った。複雑な社会背景や家庭環境を抱えた生徒たちが、
独特の人権教育を通して成長し、卒業するまでの姿を、大阪本社版朝刊の
ルポ「弥栄のきずな」(毎日jp「http://mainichi.jp
/kansai/reportage2010/archive/」参照)で
6月に16回にわたり紹介した。
私が初めて同校を訪ねたのは03年秋。1カ月前の文化祭で、部落差別などをテーマにした
人権劇が上演されたが、それらを通して感じたことを発表する研究発表会を取材した。
生徒たちは、同和地区出身であることや養育院(児童養護施設)で暮らしている事実を
堂々と告白し、心の内を自分の言葉で語った。そのみずみずしい感性に魂を揺さぶられた
衝撃を忘れることができなかった。
今回、6年ぶりに取材の機会を得た私は、生徒たちが内面と向き合い、将来を
見据える中で、その思いを言葉にするまでの軌跡をたどった。管理教育で有名な
愛知県で育った私にとって、時間を惜しまず生徒に寄り添い、内なる声を一つ一つ拾い上げる
教師のひたむきな姿は新鮮だった。
*+*+ 毎日jp 2010/08/20[07:33:04] +*+*
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