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第2次大戦で両手足を失った帰還兵と妻との生活を通じて、戦争の悲惨さを描いた映画「キャタピラー」が、
金沢市香林坊2丁目のシネモンドで上映されている。
7月末、監督の若松孝二さんが先行上映にあわせて来館した。上映後に会見した若松さんは、
「映画を見て、正義の戦争なんてないことを分かってもらえれば」と反戦の思いを強く訴えた。
題名の「キャタピラー」とは、「芋虫」という意味。敗戦間際の日々を、両手足を失った夫の世話に明け暮れて
過ごす妻の苦悩が克明に描かれている。主演の寺島しのぶさんは、2月のベルリン国際映画祭で最優秀
女優賞(銀熊賞)に輝いた。
若松監督は、特に高校生や大学生など若い世代にこの映画を見て欲しいという。「特攻隊を描いた格好いい映画や、
ゲームの世界でしか戦争を知らない若者が多い。戦争とは、何の恨みもない相手を殺し、自分も死ぬことなんだと
感じてほしい」と訴えた。
「キャタピラー」は特別料金で上映。一般1300円、60歳以上と大学・専門学校生など1000円、高校生500円。
R―15指定。問い合わせはシネモンド(076・220・5007)。
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