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睡眠が頭の働きをスムーズにする証拠がまた1つ得られた。昼寝も効果があるらしい。
今回発表された研究によると、睡眠中の夢が記憶力と創造性を高め、未来を見通す力が
高まる可能性があるという。
8月13日、アメリカ心理学会(APA)の年次総会で、カリフォルニア大学サンディエゴ校
の精神医学者サラ・メドニック氏率いる研究チームが発表を行った。レム睡眠を含む仮
眠を取った人は、創造性を測る単語テストの結果が良好だったという。レム睡眠とは急
速な眼球運動を伴う眠りで、この時に夢を見る可能性が最も高い。寝ながら脳が活動
している間に、アイデアの新しい組み合わせが生まれると同氏は報告した。
実験は午前と午後の2部に分けられ、それぞれ別のテストが実施された。被験者は
午前中に単語の類推テストを受けた。例えば、「chips=salty, candy=?」(ポテトチッ
プス=塩辛い、飴=?)という問題で、正解は「sweet」(甘い)となる。
午前のテストが終了した後、正午から90分の休憩時間中に脳の活動がモニターされ
た。休憩中の被験者は3種の行動を選んだ。ノンレム睡眠とレム睡眠を含む仮眠を取
った第1グループ、ノンレム睡眠だけの第2グループ、そして休憩中ずっと起きていた
第3グループだ。ノンレム睡眠とはレム睡眠の前に訪れる深い眠りで、通常1時間以上
続く。
休憩後、午後のテストが実施された。一見無関係な3つの単語に共通する単語を1つ
答えるというものだ。例えば、「cookie」(クッキー)、「heart」(ハート)、「sixteen」(16)に
関連する共通の単語は「sweet」となる。お菓子のクッキーはsweetな味、愛しい人は
「sweet heart」、「sweet sixteen」で「花の16歳」だ。さらに午後の問題の正解の多くは、
午前の類推テストの正解と同じ単語になるように作られていた。
その結果、正解が午前と午後で共通な問題(前述のどちらも「sweet」の場合など)で
は、レム睡眠を取った第1グループが正解率を約40%向上させた。一方でノンレム睡眠
だけの第2グループ、まったく寝なかった第3グループの正解率は変わらなかった。
続く