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★首相会見で追加質問はダメ 長崎市が地元新聞に「抗議」
・就任直後から「内容がとぼしい」と評判の良くない菅首相の記者会見だが、平和祈念式典参列の
ために訪れていた長崎市で開いた会見で、ちょっとしたトラブルが起こっていた。事前に決められた
質問以外の質問をした地元新聞社と地元記者クラブに対して、会見を仕切っていた長崎市が
「信頼関係を失墜させる行為」などと非難する文書を送っていたのだ。記者会見での質問をめぐって、
自治体が報道機関に抗議文めいた文書を出すのは異例だ。
問題の発端は、8月9日、平和祈念式典後に長崎市内のホテルで行われた記者会見。
制限時間は10分以内だとされており、質問は地元の市政記者クラブから1問、東京から菅首相に
同行してきた内閣記者会から1問とされた。
市政記者クラブからは、読売新聞の記者が核拡散防止条約(NPT)の維持・強化に向けた取り組みに
ついて質問。内閣記者会からは、テレビ東京の記者が、菅首相の核抑止力についての認識について、
発言の「ブレ」をただした。質問は、「広島の会見では、『核抑止力は必要だ』と発言されています。
一方で今日は、『核兵器を無くするために全力で努力』と発言されています。先ほどの被曝者団体からも
指摘があったように、この二つの発言は相反しているように思われます。今後核問題について、
どのように世界の中でイニシアティブを取って活動をしていくお考えでしょうか」と、至って
シンプルなものだ。だが、菅首相の返答は、きわめてあいまいで、分かりにくいものだった。
要約すると、「現状は核抑止力に頼らざるを得ないが、究極的には核兵器のない世界を目指したい」と
いうことのようだが、あえて全文書き起こすと、以下のようなものだった。
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