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★自民、「消費税10％」党内浸透に躍起 反発封じ、公約明記めざす
自民党執行部は先の参院選マニフェスト（政権公約）で掲げた消費税率の５％から
当面10％への引き上げについて、党内の反発封じ込めに動き出した。
参院選で初当選した議員らの勉強会で消費増税の必要性を訴えて浸透を図るほか、
党税制調査会では年末の税制改正大綱への対案に明記して次期衆院選の
公約づくりに向けた既定路線とする狙いだ。
石破茂政調会長は参院選の政策面での総括を、９月に予定されている党役員人事の前にまとめる方針。
党内には「参院選は民主党の敵失に救われただけ」とする増税反対派もおり、
人事によっては財政再建路線が後退しかねないことから、現在の政調メンバーで作業を急ぐ。
新人議員への政策説明会でも、財政再建の必要性を強調する。
野田毅党税制調査会長は６日の税調会合で「総裁、幹事長、政調会長いずれからも
消費税の議論を積極的に進めてもらいたいとの話があった」と述べ、税率引き上げへの反対派をけん制。
税調は年末に政府がまとめる税制改正大綱への対案を出す方針で、
使途や低所得者対策などの具体策についても検討する。
日経新聞 URLﾘﾝｸ(www.nikkei.com)