10/08/18 22:17:52 8tX4La8t0
>>726
66 :名無しさん@八周年:2007/12/07(金) 11:29:26 ID:2o7KOpih0
>>56■【 六韜 】 [ りくとう ] (中国の兵法書)
[第十五 文伐篇] 周の文王が尋ねました。『武力を用いず知恵によって相手の国を倒す十二の方法とは、どのようなものか?』
●第一には、 相手を油断させることです。 一時的に喜ぶような贈り物をし こちらの侵略の意思を隠します
●第二には、 相手国の君主の信頼する忠臣に取り入り 君臣の信頼関係に亀裂を入れなさい
●第三には、 相手国の君主の臣下に賄賂を贈り こちら側のために働くように仕向けなさい。
その臣下は 身体は相手国にあっても心はこちら側にあるようになり、相手国に害悪をもたらします
●第四には、 相手国の君主や臣下に美女や金銭をを贈り、堕落させるように仕向けなさい。
やがて相手はこちらに逆らわないようになり、悪だくみも上手く行きます
●第五には、 交渉の為に隣国から有能な忠臣がやって来たならば、何一つ話さず、与えず、無為な時間を過ごさせよ。
交渉の為に隣国から使者が来て、もしその者が無能ならば 大いに与え、歓待し、成果を与えよ。
そうすれば、隣国では無能な者が重用され、有能な忠臣が失脚する。 そしてやがては滅ぶ
●第六には、 外国に滞在する相手国の臣下を手なずけ、臣下の間に相互不信の間隙を作り出しなさい。
相手国に切れ者の臣下を送り込み、働かせ、相手国の内外から切り崩せば、相手国を滅ぼすことが可能だ
●第七には、 相手国の忠臣へ大いに賄賂を贈り 内通させて、故意に仕事を怠慢にし、遅れさせるように仕向けよ。
●第八には、 一人でも多くの相手国の臣下に賄賂を贈り、儲かるようにします。 実際に儲かれば その臣下たちはわが国を信頼し、わが国のために働くようになる。
これを『親交を重ねる』 と言います
●第九には、 相手国を尊重するかのように振る舞い、友好国であるかのように錯覚させるのです。
●第十には、 両国が運命共同体であるかのように装い、その間に 密かにこちらのために働く人間を増やすのです。
●第十一には、 わが国の為に働いてくれる相手国の臣下には 十分に報いるのです。相手国よりも良い待遇を与えるのです
●第十二には、相手国の不忠な臣下と共謀し、君主が堕落するように仕向けるのです。美女を与え、良馬を贈るのです