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★キー入力「クセ」で本人確認、100%識別
NTTコミュニケーションズは、パソコンのキーボードで入力する際のクセや特徴を見抜いて
個人を認証するソフトを開発した。
不正アクセスなどによる「なりすまし」を発見できる利点があり、パソコンを使った遠隔教育
などでの活用が見込まれている。今年度中に国内初の商用化を目指している。
「キーストローク・ダイナミックス」と呼ばれる生体認証技術の一種で、キーを押してから離す
までの時間や、次のキーを押すまでのタイミングやリズムなどで個人差が大きいことを利用した。
事前に1000文字程度のキー入力で様々なパターンのクセを登録し、その後入力される文章
150文字程度ごとに、本人の打ち方との共通度を判定。打ち方のデータは、ネットワークにつな
がった利用者のパソコンから、同社の認証用サーバーに送られる仕組みだ。実証実験によると、
本人か別人かをほぼ100%見分けることが可能という。
パソコン利用中は継続して認証できるため、IDやパスワードを不正使用した「なりすまし」や、
利用者のすり替わりも見破ることが容易という。
大学などで実施している遠隔教育で、オンライン試験での不正防止やコピーした文章を張る
だけの「コピー・アンド・ペースト」の防止につながるとみられる。在宅勤務者の本人確認など
への導入も見込まれる。
特別な機器は使わずソフトをインストールするだけで利用できるため、ICカードや指紋認証
などに比べ低コストで済むという。
(2010年8月16日03時05分 読売新聞)
▽ソース
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