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展示中のカブト、クワガタ盗難 いしかわ子ども交流センター
金沢市法島町の「いしかわ子ども交流センター」に展示されていたカブトムシとクワガタムシ計7匹が、
13日までにすべて盗まれた。夏休み中、子どもたちに見て触れてもらうために購入、
借り受けた同センターは「楽しみにしていた子どもたちに申し訳ない」とがっかり。
世界最大のカブトムシ「ヘラクレスオオカブト」などが動き回っていたケース が空っぽになり、
担当者は「そっと返してほしい」と呼び掛けている。
同センターによると、盗まれたヘラクレスオオカブトは体長14センチで、同センター が1万円で購入した。
フィリピン原産のパラワンオオヒラタクワガタ1匹(4千円)、オセアニア原産のニジイロクワガタ2匹(計6千円)も
盗まれ、石川県ふれあい昆虫館(白 山市)から借り受けた体長6センチのオオクワガタ1匹も被害に遭った。
同センターでは年間を通じて昆虫を展示しており、今回は夏休み向けに飼育していた
カブトムシとクワガタムシだけが被害に遭った。8日にヘラクレスオオカブトなど5匹がいなくなり、
「返してほしい」と張り紙をしたところ、11日にはカブトムシとヒラタクワガタ各1匹が盗まれた。
いずれも、ケースのふたを外して持ち去ったとみられる。同センターは13日、金沢中署に被害届を出した。
都内の昆虫専門業者によると、ヘラクレスオオカブトは大きな角が特徴で、飼育しやすいことから
愛好家の中では1番人気だという。大きいものは体長16センチになり、30万円から40万円で取引される。
オオクワガタは日本最大のクワガタムシで「黒いダイヤ」と呼ばれる。大きいものは体長7センチを超え、
1匹3、4万円の値がつくこともあるという。
同センターの井家利之主幹は「昆虫の命は短い。いつかは別れの日が来るが、
こんな別れ方は残念でならない」と肩を落とした。
URLリンク(www.hokkoku.co.jp)
盗まれた昆虫が入っていたケース=金沢市法島町のいしかわ子ども交流センター
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