10/08/13 21:13:36 0
相場:永田町の感覚って……相撲界の“ごっつあん体質”に近いのかもしれない。
上杉:ボクの場合、ジャーナリストをする前に政治家の秘書をしていた。つまり配っている側からもらう側になってしまった。
実際、ジャーナリストになると政治家の秘書たちがお金を持ってくるんですよ。彼らは平気な顔をして、机の上にお金を置いていく。
しかしそのお金をきちんと返せば、相手は2度と渡そうとしません。
受けとろうとしない相手に、何度も何度も渡そうとする人なんていません。
なので「自分は断っているのに、政治家が何度も何度も渡しに来る」と言っている人は、過去に1度は受けとっている可能性があるとみてしまう。
あと高名な政治評論家に関しては「講演会」を絡めて、500万円くらいが相場でした。
しかし、ある別の政治評論家はこんなことを言っていました。「これ金額が間違っていますよ」と。
多すぎるんですか? と聞いたところ「これは半分だよ。半分しかない。1000万円だよ」と言ってきた。
窪田:政治評論家の先生って、スゴイですねえ。
上杉:相場さんがいらっしゃった時事通信社にも該当者はいます。『週刊ポスト』に詳細を書いたのでここでは控えますが、
その人物にはずっと取材を依頼していた。ところが、いきなり怒鳴ってきましたよ。
「そんな不愉快な質問をする奴とは2度と仕事ができない!」「オレの名前を出すな!」と。
怒るのではなくて、きちんと説明してくれればいいのに。もしお金をもらっていなければ、怒らずに説明できるはず。
自分がそういう立場だったら、きちんと説明しますね。
窪田:そのリアクションを見る限り、“クロ”と疑われても仕方がない(笑)。
上杉:その人物のことはすでに書いたのですが、こうなると他の該当者のこともすべて書かなければいけなくなる。
ま、最後には書くかもしれませんが(笑)。
相場・窪田:ハハハ。
上杉:ハッキリ言えば、解説委員や編集委員クラスの名前が挙がっていますが、もっと無名の人でも金品を受け取っている。
ボクは今、彼らが内部調査をするのを待っている状態です。しかし何もしなければ、いつかは彼らのことについても書くかもしれません。
窪田:読んでみたいなあ。楽しみにしていますので。 (終わり)