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9月の民主党代表選で動向が注目される鳩山由紀夫前首相が外交活動に力を入れる姿勢を見せている。
4日に潘基文(バン・キムン)国連事務総長と会談したほか、16日から3日間、環境問題をテーマに訪中する予定だ。
鳩山氏はいったん表明した今期限りの引退の撤回に含みを残しており、前首相としての役割を外交に見いだしているようだ。【朝日弘行】
訪中には樽床伸二国対委員長も同行。17日には温家宝首相との会談も調整している。
「首相を短い間だが経験した人間として、国益にかなう役割があるかどうかをしっかりと考えていきたい」
潘氏との会談を終えた鳩山氏は記者団に、外交活動への意欲を披露した。
潘氏から気候変動に関するハイレベル委員会のメンバーへの就任要請があったことも明かし
「自分なりの哲学的な思想、理念に基づいた提案をしている。具現化していける道筋がないかと思っている」と語った。
鳩山氏は9日に設立された同委員会に参加、最終報告書をまとめる予定の11年末まで、少なくとも活動を続ける。
鳩山氏は、首相退任後の議員活動について「混乱を招く」と否定的だった。「森喜朗元首相の例が念頭にある」(周辺)といい、
首相経験者が政界で強い影響力を行使することに批判的で、在任中から「政治家を辞めたら農家をやりたい」と語っていた。
しかし、外交なら政治を混乱させないという心境の変化があったようだ。周囲は「カーター米元大統領のイメージだ」と語る。
民主党内の鳩山グループには存在感を保ち続けることへの期待もある。
側近の一人は「議員バッジを付けた元首相の外交活動は有効だ」とエールを送っている。
ソース 毎日新聞
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