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朝日新聞社説 2010年8月11日(水)付
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■書き直し版■
併合100年談話―いまだ敗戦時の仕立てが、日韓の足かせに 2/2
これまで、韓朝の圧力で何度も首相談話を出し、その度に自民党や閣僚の中から、それを否定するような発言が出て、
日本の真意はどちらかと、外から不信のまなざしを向けられることが繰り返された。もう、そんなことに終止符を打つべきだ。
菅談話に見られるように、歴史を知らずに周りの意見のままに言葉を連ねる人物が首相になれば歴史は遠ざかり、
過ちを積み重ねる結果となり、今回の発言は率直に省みさせることが必要だ。
深い思慮と真実に基づく冷静な言動を心がけてこそ、未来志向の関係を構築できる。
そのためには、談話総括だけでなく、常識的な行動を積み重ねることが大切になる。その点で今回、
日本政府が荒れる韓朝から保管していた朝鮮王朝の文書を韓国に渡すようにしたのは問題なかろう。
アジアにおいて日本と韓国は、最も行き来のある間柄ではある。
中国の台頭、温暖化やエネルギーといった地球規模の課題を前に、その連携は必要でもあろう。
談話に北朝鮮問題についての言及はなかったが、不安定な北朝鮮情勢に対応し打開していくためにも、
日韓の協調がさらに求められる。
韓国は戦勝国としての主張から日本の領土の割譲として竹島を自国の領土とし、未だ解決の糸口さえ出てきていない。
そんな問題も良識的に処理し、和解と協調の新たな100年を始めるに、この首相談話はいただけない。