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山梨県内全域で、ブドウの病気「べと病」が流行している。5月下旬から7月上旬にかけて
降水量が多かった影響で、「甲斐路」「ロザリオビアンコ」など欧州系品種を中心に被害が
確認されている。峡東地域では、農家が発病した房の収穫をあきらめて廃棄処分するケースが
目立ち、JAフルーツ山梨は被害状況を把握するため、農家への戸別調査に乗り出す。
JAこま野管内では甲斐路が2割程度の収量減になると見込んでいる。
べと病は多雨で発生し、葉の裏や房にカビ状の白い斑点が出て、結実不良や生育不良を引き起こす。
各JAによると、
今年は5月下旬から6月上旬にかけての開花期に雨が多く、薬剤散布が十分
できなかったことなどから、各地で発生したとみられる。
JAフルーツ山梨は、管内で栽培されている甲斐路やロザリオビアンコ、甲州などで
べと病の発生を確認。5月下旬から7月上旬にかけての降水量が平年の2~3倍に上ったことが
響いた。欧州系より収穫が早い巨峰やピオーネの生育が遅れたことで、欧州系のかさかけの
時期がずれ込んだことも要因という。
甲州市勝沼町の小林輝行さん(73)の畑では、マスカット・ベリーAなどに被害が出た。
50年以上ブドウを作っているという小林さんは「今年は雨が多かったので、早めに
かさをかけた。それでもべと病になった。こんな被害は初めてだ」と話す。戸別調査を
予定している同JAは「被害状況を把握するとともに、来年以降の防除対策に
生かしたい」としている。
*+*+ 山梨日日新聞 2010/08/11[06:42:51] +*+*
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