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★日韓併合100年「菅談話」、仙谷氏の“暴走” 補償問題再燃で将来の禍根も
日韓併合100年にあわせた首相談話は、仙谷由人官房長官が民主党内の反発を押さえ込み、
執念で閣議決定にこぎつけた。過去の植民地支配への「反省とおわび」を改めて表明することは、
昭和40年の日韓基本条約に伴い、「完全かつ最終的」に解決済みとなった個人補償請求問題を
再燃させかねない。仙谷氏の“暴走”は政権を揺るがすだけで済むのだろうか。(加納宏幸)
「北朝鮮の拉致や核の問題を解決するには日韓関係を未来志向で強化しなければならない。
これは戦略的判断なんだ」
仙谷氏は新たな首相談話を機に補償問題が再燃することを危惧(きぐ)する議員をこう説得して回った。
「平成7年の村山談話の踏襲にすぎない」とも強調した。
だが、仙谷氏は4日の記者会見では「日韓基本条約は1つのけじめだが、市民レベル、庶民レベル、
民族レベルで色々なものが残る。未来志向の障害となるものを取り除く努力をすべきだ」と明言した。
「市民レベル」の補償問題はなお残るとの考えはなお崩していないのだ。
仙谷氏と政治行動をともにしてきた枝野幸男幹事長は9日の記者会見で「いつまで謝罪を続けるのか」と問われ、
唐突に元寇襲来を持ち出し、強弁した。
「モンゴルの方と会った時に『先祖が元寇と呼ばれる形で日本に迷惑をかけた』という話が出た。それをもって、
いつまでも謝罪を引っ張っているという話にはならない!」>>2へ続く
2010.8.10 00:22 産経新聞
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