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★小学生の暴力、増加止まらず 神奈川県
・文部科学省が5日発表した平成21年度の児童・生徒の問題行動等調査で、
神奈川県内では公立小学校での暴力行為の発生件数が9年連続で増加した。
調査項目の「暴力行為」「いじめ」「不登校(高校は長期欠席)」のいずれでも、
公・私立の小中高校を合わせた件数は減少しており、暴力行為の低年齢化が顕著に現れた。
県教委の独自調査では、特定の児童が暴力行為を繰り返す事例が多いことも判明した。
前年度の調査で、暴力行為の発生件数が4年連続で全国最多となったのを受け、
今回から「5回以上繰り返す児童・生徒」について公立学校を対象に調査。
小学校では加害児童のうち6・4%(58人)が、発生件数の36・1%(469件)を起こしていた。
こうした児童は虐待などの困難を抱えていたり、学校以外の仲間との付き合いに問題がある事例が多い。
県教委は「家庭や地域住民を巻き込む取り組みのほか、児童相談所など関係機関との連携強化、
生活保護の申請窓口を紹介するなどの支援も必要だ」とする。
横浜市では公立小での暴力行為が前年度比24%増と、20年度に引き続き大幅な増加となった。
マット運動を嫌がって教師や同級生に物を投げつけたり、授業中に手を振り回して暴れたりの
行為が起き、693件中255件は特定の34人の児童によるものだった。
市教委によると、34人のうち24人は両親からの虐待を含む家庭内のトラブルを抱えているといい、
「家庭内で被害者である子供たちに寄り添って指導していくことが大事だ」と話す。
県内の公立小中高を合計した暴力行為発生件数は8589件。前年度より290件減少したものの、
形態別でみると「対教師暴力」「生徒間暴力」が増加傾向=グラフ=にある。県教委は暴力行為の
エスカレートを危惧(きぐ)し、「暴力行為の初期の段階をふざけ合いで済ませず、中学の生徒指導の
ノウハウを小学校に取り入れる必要がある」としている。
2010.8.5 23:01 産経新聞
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