10/08/04 07:42:03 0
品川区はサラリーマンが多い街でもある。15歳以上の人口に占める雇用者(勤め人)の比率は49.1%で、
江東区、大田区、墨田区に次ぐ第4位。何でも中位の品川区では、注目すべき主要指標の上位ランクインである。
サラリーマンとは言うものの、品川区の雇用者の多さをリードしているのは、実は女性。
品川区の就業率(15歳以上人口に占める就業者の割合)は、
男性の9位に対して女性は47.7%で第5位となっている。働く女性が多い区なのだ。
女性の就業率1位は墨田区の50.6%、2位は台東区の49.9%。
ただしこの両区は「家業」の伝統がまだ強く残っており、家業を手伝う家族従業の女性が多い。
こうした例外を除くと、女性の職場はパートを含む勤め人が大部分を占める。
このため、働く女性が多い区は雇用者の比率が高くなる。
働く女性が多いのは、女性が安心して働ける環境が整っているからだ。
1km2当たりの保育所数は23区中8位と必ずしも多くないが、保育所の定員に対する
待機児童の割合は1.3%とベスト2位。23区平均が3.9%だから、3分の1の低さだ。
区は、「子育てするなら品川区」のスローガンのもと、様々な試みを通して子育て支援に取り組んでいる。
その代表が放課後のケア。2010年5月1日現在の学童クラブ登録児童数は8431人で、
2位の江戸川区(4517人)を2倍近く上回っている。
小学校の登下校時に当たる午前8時と午後3時に、花の水やり、買物、犬の散歩など
屋外に出て子どもを見守る「83運動」は、2005年に始まった区民総出の子供支援活動。
品川区発のこの試みは、今や全国に広がりつつある。
住宅が密集している品川区では、それ故に古き良きコミュニティが今も残り続けている。
児童福祉だけではなく、地域福祉全体がきめ細かい。
URLリンク(diamond.jp)
>>2以降に続く