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(>>1の続き)
一方、注目の消費税について、自民党の田村憲久議員が質問した。
民主党の党内世論に配慮してか、今後の対応について、明言を避ける菅首相に対し、田村議員は
「与党の総理ですよ。それが選挙前に『消費税上げる』。かっこいいと思ったんですよ、わたし」と、
消費税発言をした首相はかっこいいと持ち上げた。
そのうえで、「菅さん、引きずり下ろされることありませんから大丈夫ですよ。代表選あっても。
だってそりゃそうでしょ。1年で3人も総理大臣を民主党が変えられるわけがないと。だから胸張って
持論をおっしゃっていただきたい。消費税は上げる方向で早急に議論すると」と述べた。
この発言に、口の堅かった菅首相も「消費税に関して、引き上げを含めての議論ということは当然」
と述べ、選挙後初めて明確に、超党派で協議を進めたい意向を明らかにした。
一方、新人議員らの議員歳費を日割りにする問題で3日、議員の自主返納を可能にする公職選挙法
改正案を今国会で成立させることで与野党が合意した。
自民党の三原 じゅん子議員は「もちろん、自主返納という形をとらせていただきます。どう考えても、
当たり前な話だと思います」と述べた。
しかし、法案を提出したみんなの党が、民主党が主導すべきだったと攻撃した。
みんなの党の江田幹事長は「民主党がマニフェストに明示しているんですよ。みんなの党なんて
当たり前だから、マニフェストにも書いていないんですよ、こんな当然のことは。本当に(民主党は)
こんなことすらできない」と述べた。
これに対し、菅首相は「何か、与党が出さなければ何も進まないというのは、その逆のことを選挙で
言われたんじゃないですか?」と述べた。
この反論を聞いた江田幹事長は「まあね~、盗っ人たけだけしいとはこういうことなんですよ。
われわれは、現に日割り法案を出しているんですよ」と述べた。
菅首相は「何が盗っ人たけだけしいことでしょうか」と述べた。
政策実現に向け、与野党の協調が求められるが、その前途は多難な様子。
-おわり-