10/08/02 13:40:53 3duwujiv0
>>48
残念、読売の石井記者は総務省番として竹中氏に批判的なこういう記事を書いていました
竹中懇 独自路線貫く
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
議論 わずか5か月
竹中懇は、今年1月下旬からわずか5か月間の議論で、通信・放送の抜本改革について最終報告をとりまとめた。
しかし、NHK、NTTという巨大な組織の抜本改革にとどまらず、通信、放送、著作権など様々な法律にまたがる
複雑な問題に一定の結論を出すには、十分に議論が尽くされたとは言えない。
松原座長は竹中懇の狙いについて当初、「国民の視点から通信・放送の在り方を検討する」と説明していた。
しかし、実際には、懇談会は、関係業界からのヒアリングを行った2回を除いては、非公開で行われ、詳細な議事録も
公開されていない。松原座長や竹中総務相の懇談会後の記者会見の内容と、発言者が明記されないA4判で2枚の
議事要旨が、総務省のホームページで公開されるだけだ。
政府の税制調査会などの諮問機関は議論が公開されている。議事録は発言者も明記した詳細なもので、運営方法
は原則公開が時代の流れだ。竹中総務相周辺は「議論の途中で委員の意見は変わることもあり、自由な議論を確保
したい」と説明したが、「密室での議論」(民放幹部)との批判はくすぶり続けた。
イギリスでは、英国放送協会(BBC)の事業内容を規定する特許状の更新にあたり、3年近くを費やして数千通に
及ぶ国民の意見書や、放送局の独立規制機関や議会の調査書や勧告書などを集約して政府の報告をとりまとめた。
通信・放送全般の改革をめぐる議論は、NHK、NTTなど当事者ばかりでなく、テレビの視聴者である国民、NTTの
株主など多くの関係者の意見が集約されたうえで、とりまとめられるべきものであるはずだ。
それが、わずか5か月間の議論では、拙速との批判は免れないだろう。(石井誠)
(2006年6月7日 読売新聞)