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大阪市のマンションで幼児2人の遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された
母親の風俗店従業員・下村早苗容疑者(23)が大阪府警の調べに
「ホストクラブで遊ぶのが楽しくて育児が面倒になった。もっと遊びたくて家を出た」
と供述していることが31日わかった。
府警は、ホストクラブ通いにはまったことが、ネグレクト(育児放棄)の
直接動機になった とみて裏付けを進める。
捜査関係者によると、下村容疑者は今年1月、大阪・ミナミの風俗店で働き始めた前後から
周辺の ホストクラブに通い始めた。4月頃には、複数の店をはしごするなどし、長女の桜子ちゃん(3)と
長男の楓(かえで)ちゃん(1)を部屋に残したまま、2~3日間、外泊することもあったという。
複数のホストと交際していたといい、6月下旬に2人を置き去りにして部屋を出た後は、
友人宅などを転々とし、妹宅を訪ねたり、地元の三重県に戻ったりもしていた。
2人のことは 「実家に預けた」と答えていたという。
一方、府警は31日、この部屋を現場検証した。居住部分と玄関に続く廊下を仕切るドアの縁に、
粘着テープが張られた跡があった。府警は、下村容疑者が外出している間、ドアを固定して子供たちが
室外に出ないようにしていたとみている。
下村容疑者は三重県四日市市生まれで、2006年12月に結婚。昨年5月に離婚した。
子供2人を引き取り、その後、大阪に転居。昨年末までは大阪市内の飲食店で働いていた。
市内の風俗店で働くようになってからは、同店が従業員用に借り上げたワンルームマンションで暮らしていた。
店には子供がいることを伝え、以前は2人を店に連れて来ることもあったという。
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