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【社会ニュース】 2011/12/09(金) 11:54
アジア圏の映画などについてのフランスのサイト「Asiafilm.fr」では、
J-POPや日本のポップカルチャーについてつづっている。
まず、筆者は日本経済の状況について、1990年代にバブル経済が破たんして以降、低迷
していると語る。特に若年層は、満足の行く収入を得られる仕事に就くことができない場合も
ある。そのため、品質が多少悪くても安いものを求める、もしくは一般的に消費を避ける傾向が
日本にもあると説明。
このような状況下でも、漫画やアニメなどのファンである「おたく」と呼ばれる人たちは、
自分たちの好きなものに対しての出費を惜しまない。そのため、これらの文化は存続できて
いるのではないか、と自身の考えを示している。ただし、おたくと呼ばれる層は、日本でもかなり
少数だと述べている。
筆者はAKB48を例に挙げ、歌手グループとしては高い人気があるものの、日本のアイドル
歌手は作品自体を通じて日本社会に及ぼす影響が少ないと述べる。
また、動画サイト「YouTube」での動画の視聴状況をもとに、AKB48の動画の視聴者は、
日本の若年男性層が中心だが、K-POPは、国際的に人気が高く年齢、性別も広域に渡っており、
安定感があると述べている。ファン層が限られる日本のJ-POPについて、筆者は基盤が弱いと
感じており、緊急を要する危機的な状況にあるのではないかと指摘している。
日本における、ポップカルチャーの位置づけがどのように変わるかで、国際的な動きも先読み
できると考えられ、注目されている様子がうかがえる。(編集担当:山下千名美・山口幸治)
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