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○中国・蘭州で民衆が解放軍車両を転覆 軍人の行商人殴打で
香港の中国人権民主化運動情報センターは６日、中国甘粛省の省都、蘭州市内で
今月２日、千人を超す民衆が人民解放軍の車両をひっくり返したうえ、踏み付けて
歓呼したと伝えた。車両に乗っていた軍人が行商人を殴打したことがきっかけ。
同センターによると、民衆が軍の車両を襲う事態は1989年６月の天安門事件以来で、
軍民関係の悪化が始まっていると分析している。
同センターによると、蘭州警備司令部は６日、この事件に関与した現役軍人６人に対し
「厳重警告」などの処分を下した。一般民衆と軍との緊張関係を早期に収束させる
目的とみられる。
今回の事件は、行商人が屋台を設置する場所に軍のナンバープレートを付けた
車両が駐車。行商人が移動を求めたところ、逆に殴られた。それを周囲でみていた
民衆が激怒し、車両を襲撃。ひっくり返したうえ、ガラスを破壊。何人かは上に乗り、
歓声を上げたという。
□ソース：日経新聞
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