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- 韓国、太陽電池価格が暴落 欧州財政危機で市場縮小 -
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韓国の朝鮮日報などによると、同国で太陽電池価格が暴落している。欧州財政危機に伴う不況で需要
が減少しているのに加え、無理な設備投資がたたり、企業は苦境に陥っている。
太陽電池の原材料ポリシリコンの価格は今年3月の1キロ当たり78ドル(約6100円)から32ドルへと
半値以下に下落。同期間に完成品の太陽電池モジュール価格も1ワット当たり1.75ドルから0.98ドル
に値下がりした。
韓国の太陽電池メーカー11社の平均稼働率は、年初に90%台だったのが10月末には23%にまで
低下した。韓国企業の太陽電池生産能力は昨年の110万キロワットから190万キロワットに73%拡大
した。市場の将来性を見込んで生産能力を増強してきたことが裏目に出た形だ。
韓国の太陽電池産業は外需依存度が90%以上と高く、世界経済動向の影響を受けやすい。財政危機
で欧州市場が縮小し、業界全体の在庫量は世界需要の半年分に当たる1000万キロワットに達すると
みられる。
韓国最大手の現代重工グリーンエネルギーは今年の売り上げ目標を1兆ウォン(約690億円)に設定
していた。しかし、上期(1~6月期)の売り上げは2178億ウォンにとどまり、目標達成は絶望的な状況だ。
米国や中国などの大手メーカーとの競争も厳しく、韓国の太陽電池産業は存亡の危機に直面している。
(ソウル支局)
ソース : 産経SankeiBiz 2011.12.6 05:00
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