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偽装結婚で不法入国容疑 フィリピン人組織を摘発
偽装結婚で親族を装い日本に不法入国、滞在していたとして、兵庫、長野、山梨県警は２３日、
入管難民法違反（不法在留）の疑いで、自称ラミル・キララ・ラセ容疑者（３６）＝神戸市長田区大橋９＝や
同ニルダ・ルベン・カジハラ容疑者（４４）＝大阪府寝屋川市＝らフィリピン国籍の男女５人を逮捕した、と発表した。
捜査関係者によると、５人は、日本側の密航あっせんブローカーと、偽名パスポートなどを偽造する
フィリピン側ブローカーらの組織が手引きして入国したといい、兵庫県警などは実態解明を進める。
逮捕容疑は昨年から今年にかけ、偽名のパスポートで日本に入国、滞在した疑い。
捜査関係者によると、５人は、密航ブローカーとして７月に摘発され、国外退去処分となった
フィリピン人の女（５４）＝同法違反（営利目的不法入国援助）罪で有罪確定＝の指示で、
入国していたことが判明。ラミル容疑者は、日本人男性の妻と偽って入国したニルダ容疑者
の連れ子の夫に成り済ましていたという。
国外退去となった密航ブローカーの女は兵庫県警の調べに対し「１０組、５０人以上を不法入国させた」などと供述。
長期在留資格を得るため、日本人男性とフィリピン人女性の偽装結婚を仕組み、
連れ子として複数の別の男女も入国させていたという。
偽名パスポートや婚姻届は、フィリピンに住む別の偽造ブローカーの女が用意し、
現地での結婚式の様子を写した写真まで持たせていたという。
各県警は、これまでに不法在留などを確認した約５０人を入国管理局に通報。
大半が「日本で働き、稼ぎたかった」などと話しているという。
ソース：神戸新聞 (2011/11/24 07:50)
URLﾘﾝｸ(www.kobe-np.co.jp)
偽装結婚でフィリピン人の不法入国手引き…１１人逮捕
フィリピン人の不法入国を手引きしたなどとして、兵庫、長野両県警などは２３日、
同国人の無職女（５４）（強制退去）や同国籍のスナック経営・自称ニルダ・ルベン・カジハラ容疑者（４４）
（大阪府寝屋川市）ら計１１人を入管難民法違反などの容疑で逮捕した、と発表した。両県警は、
女らが日本人との偽装結婚で在留資格を得て、親族を装った別のフィリピン人を偽造旅券で
入国させる手口で約１００人の不法入国を助けたとみて実態解明を進める。
発表では、女が２００４年にフィリピン人の男を偽造旅券で入国させたほか、
カジハラ容疑者は偽装結婚で虚偽の永住権を得て不法滞在し、他の男女はカジハラ容疑者の家族として
不法入国するなどした疑い。両県警はこのほか、不法入国を特定した約５０人を大阪入国管理局に通報した。
ソース：（2011年11月24日 読売新聞）
URLﾘﾝｸ(osaka.yomiuri.co.jp)