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2011年11月22日10時49分提供：朝鮮日報
忠清南道教育庁は21日、同道天安市にある公立の特殊学校で、知的障害のある
生徒に対し性的暴行を加えたとの疑惑が浮上している教師に対し、真相調査が
終了するまで授業の担当から外す措置を講じた、と発表した。
同道教育庁の関係者は「まだ調査が行われている最中だが、当該教師を授業の
担当から外した上で、警察の捜査が終わった後、その結果に応じて次の措置を
講じる方針だ」と語った。
同道教育庁の奨学士（教育目標・教育内容・学習指導法などについて、教育
現場への指導・助言を行う専門職公務員）や障害者父母協会、天安性暴力相談所、
大田市のNGO（非政府組織）などは先月末から合同で、知的障害のある児童・
生徒・学生が通う、問題の特殊学校に対する実態調査に乗り出し、この学校に
通う Aさん（19）＝知的障害1級＝から「教師から性的暴行やわいせつ行為の
被害に遭った」との証言を得て、警察に捜査を依頼した。
同道教育庁の関係者はこの日「被害者の証言の信ぴょう性や一貫性について
判断するため、専門家を通じて証言の内容を確認する作業を行っている。被害者の
証言に不十分な点があり、加害者と名指しされた教師を直ちに被疑者として取り
調べるのは困難なため、被害者に対する補充調査を行う方針だ」と話した。
だが、民間機関の関係者は「仮に調査の過程で、障害者の証言に多少一貫
していない点があったとしても、事実ではないと決め付けるようなことがあっては
ならない。知的障害者の場合、当初の証言が最も信頼でき、むしろ捜査機関による
威圧的かつ反復的な質問が、被害者を混乱させる恐れがある」と指摘した。
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