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南シナ海問題、沈黙の韓国大統領…中国に配慮
【ヌサドゥア=宇恵一郎】韓国の李明博(イミョンバク)大統領は、インドネシア・バリ島で開かれた東南
アジア諸国連合(ASEAN)との首脳会議や東アジア首脳会議(EAS)で、南シナ海の海上安全保障
問題について、積極的な発言と関与を一貫して避け、中国への配慮を見せた。
これは北朝鮮の核問題を巡る6か国協議の議長を務め、最大の貿易相手国でもある中国との安定的な
関係維持を優先する韓国の外交戦略に基づいている。
韓国政府高官は、南シナ海問題について「韓国経済の生命線である航路が南シナ海を通過しており、
航路の安全確保、自由航行は経済繁栄の重要要素だ」と語り、強い関心を示していた。
しかし、韓国政府によれば、一連の会合で、李大統領の口から南シナ海問題への言及はなかった。
日本とASEANの首脳会議で、野田首相がEAS内に海洋の安全保障確立のための海洋フォーラム
設置を提案したのとは対照的だった。
李大統領の南シナ海問題での沈黙は、この問題を巡り米国と中国が異なる主張を展開する中で、
早急な判断を避けたものだ。
(2011年11月20日15時03分 読売新聞)
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