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2011/11/18(金) 13:22
海外に持ち出された文化財の返還運動を行う韓国の団体「文化財を取り戻す運動」の
代表らは17日、中国の旅順博物館を訪れ過去に日本が持ち出したとされる「祈福鐘」を
北朝鮮側に返還するよう、博物館側に求めた。複数の韓国メディアが報じた。
旅順博物館を訪れた同団体の事務総長ヘムン僧侶と、曹渓宗中央信徒会のイ・サン
グン事務総長は、「日露戦争で勝利した日本が、1906年に布教を行うため金剛山長安寺の
祈福鐘を侵奪し中国に持ち込んだ」と説明。所蔵する「祈福鐘」を北朝鮮に返還する
よう要請した。
僧侶らは、「朝鮮や中国は、日本から侵略を受けた辛い過去を持ち、抗日闘争も
共にした」と述べ、奪われた高麗時代の文化財返還を通じ、韓国・北朝鮮と中国の文化的
親善はより強固なものになるだろうと話した。
博物館側は、祈福鐘の搬入経緯は「よく分かっている」とし、「この問題は外交
ルートを通じて協議する必要がある」との見解を伝えた。
博物館の案内文によると、1906年に日本の僧侶、阿部栄全が布教のため大連に寺を
建立し、仁川を通じて祈福鐘を搬入した。1958年には大連労働公園に移されたが、保存の
ため2007年3月から旅順博物館1階ロビーに展示されている。祈福鐘をめぐっては、北朝鮮も
中国に返還要求を行っている。(編集担当:新川悠)
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