11/11/10 18:35:33.71
ソース(JBPress) URLリンク(jbpress.ismedia.jp)
韓国人もインスタントラーメンをよく食べる。25年以上もの間、トップシェアを独走しているのが、日本でもおなじみの「辛ラーメン」だ。
ところが2011年8月に、これに挑戦状をつきつける久々の大ヒット商品が登場し、韓国ではラーメン戦争が勃発している。
話題の新商品は、韓国ヤクルトが8月初めに発売した「ココ麺」。ココとはニワトリの鳴き声のことで、日本語なら「コケコッコー」という
ニュアンスか。商品名の通り、鶏スープがベースだ。
■売り切れ続出の「ココ麺」、発売3カ月で首位争いに絡む大躍進
発売以来、それこそ爆発的なヒットとなり、10月末までの3カ月間で4000万個を出荷したという。小売価格は1000ウォン(1円=
14ウォン)で、短期間で400億ウォンを売り上げた。
写真=爆発的な大ヒットとなった「ココ麺」
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ある大手コンビニチェーンの10月の全国販売実績で、ココ麺が突然1位に浮上した。全国展開をする大手スーパーの売り上げでも
辛ラーメンと1位を争うなど、ラーメン市場に突然異変が起きている。
韓国ヤクルトは、反応の大きさに製造ラインを急遽増設し、生産能力を2倍に引き上げている。10月末には、カップ麺も発売したが、
こちらも月に600万個の出荷計画だ。
ココ麺はどこに行っても人気が高い。11月になってようやく大手コンビニにきちんと並ぶようになったが、大型スーパーには置いてない
ことが多い。
スーパーでは箱ごとまとめ買いする消費者が多く、入荷してもあっという間に売り切れるようだ。
11月初めの週末に大型スーパーを何件か回ったが、いずれも店頭にはなかった。店員に聞いても「いつ販売できるか分からない」
との答え。知人の若い韓国人に聞いても、「どこに行っても入手難。カップ麺は見たことさえない」という。
■韓国では珍しいあっさりスープ、開発者はコメディアンという異色のヒット商品
ココ麺は、これまでの韓国の主力ラーメンと異なる点が多い。
第1には、鶏ベースでスープが白いこと。韓国のラーメンは、大半が牛肉ベースで、スープは赤く、味も辛目だった。ココ麺も多少は
辛口だが、これまでのラーメンに比べてあっさり味だ。
第2に商品化までの経緯が極めてユニークだ。ココ麺を商品化したのは韓国ヤクルトだが、商品開発したのは若者に人気の
コメディアンだった。このコメディアンが、独自レシピで作る料理を競う番組でココ麺を作って紹介。コンテストで優勝した。韓国ヤクルト
関係者がこの番組の審査員を務めており、さっそく商品化を決めたという。
商品化が決まると、ネットやツイッターなどで大きな話題となった。ココ麺を話題にしたブログが相次いで立ち上がり、若者の間に
あっという間に広がった。
では一体どんな味なのか。韓国人の知人3人と試食してみた。3人のうち20代男性は、「すでに何度かココ麺を食べたことがある」
と言うが、他の2人は「見るのも初めて」と言う。
スープは、韓国ではかなりあっさりした鶏スープ味。透明に近い白スープだ。ただ、唐辛子を刻んだ具が入っており、ぴりっとする。
韓国人は「この程度は辛いとは言わない」と評するが、多少の刺激があることは確かだ。
スープは、塩味が利いていて、さっぱりしながらしっかりした味だ。初めて食べたと言う50代の男性も30代の女性も「なるほど。これは
おいしい。真っ赤なラーメンに慣れ切っているので、妙な気もするが、刺激もあって食べやすい」と言う。「お酒を飲んだあとには、特に
おいしいかも」という声もあった。
(>>2以降に続く)