11/11/09 23:24:41.75
∞中国、メコン川流域に武装部隊を常時派遣へ 船員銃撃事件受け、巡視艇5隻に千人規模
【上海=河崎真澄】中国青海省を源流に、雲南省からミャンマー、ラオス、タイへ、インドシナ半島
を南下しながら流れるメコン川流域に、中国が千人規模の武装部隊を派遣する方針を決めたことが
分かった。中国共産党の機関紙、人民日報(電子版)が9日までに伝えた。部隊は人民解放軍兵士
らで構成され、巡視艇5隻で12月から、国境を越えて警備を始める。
メコン川流域で先月、商船2隻が襲われ、中国人船員13人が殺害された事件を受け、中国はミャ
ンマーとラオス、タイと共同警備体制構築で合意していた。
ただ、4カ国では圧倒的な軍事力をもつ中国が、治安維持で主導権を握るのは確実。中国による
武装部隊の外国への常時派遣は初めてとみられ、メコン川最下流のベトナムなど周辺国は警戒を
一層高めそうだ。
同紙によると、すでに5隻の商船が中国政府によって買い上げられ、巡視艇への改造作業が進ん
いるという。巡視艇には水上警察ではなく、軍の国境警備部隊が配置される見通し。巡視艇の装備
などは明らかにされていない。
メコン川は古くからインドシナ半島の船舶による最重要の輸送ルート。だが、雲南省からミャンマ
ー、ラオス、タイにかけての「黄金の三角地帯」と呼ばれる流域では麻薬や武器の密輸、人身売買、
不法入国などが多発している。先月の商船襲撃事件をめぐっては、タイ警察が殺人容疑でタイ人
兵士9人を逮捕している。
中国の公安相とタイの副首相、ラオスの副首相兼国防相、ミャンマーの内相は先月31日、北京
で「メコン川流域法執行・安全協力会議」を開き、流域の治安維持や取り締まり強化、12月からの
正常な船舶の運航再開などで一致している。
関係国と合意したとはいえ、自国の船舶の安全航行確保を理由に、中国が国境を越えてメコン川
に武装部隊を常時派遣することに対し、南シナ海のスプラトリー(南沙)諸島やパラセル(西沙)諸島
で中国と領有権を争い、かつメコン川の最下流もあるベトナムが今後、どのような反応を示すかが
焦点となりそうだ。
ソース:MSN産経ニュース 2011.11.9 21:01
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
関連スレ
【中泰】タイ警察、中国人船員殺害事件の容疑者9人を逮捕(詳報)[10/28]
スレリンク(news4plus板)
【中国】公安巡視艇、初の外国派遣=商船襲撃のメコン川に [10/15]
スレリンク(news4plus板)
【タイ】武装勢力の襲撃で中国人ら11人死亡、メコン川で[10/09]
スレリンク(news4plus板)