11/11/09 11:50:46.59
∞韓国ゲーム大手ネクソン、来月東証1部上場
韓国のゲーム大手、ネクソンが12月にも東京証券取引所第1部に株式を上場する。上場時の資金調
達額は1000億円を超え、時価総額は6000億-7000億円が見込まれる。東証では今年最大の新規株式
公開(IPO)となる見通しだ。
8日付日本経済新聞によると、野村証券、ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレーが主幹事を務
め、今週中にも上場認可が下りる予定だという。
ネクソンの東証上場が伝えられると、同社が本社を日本に移転するのではないかという観測が広ま
った。これに対し、ネクソンは「事実ではない」と否定。業界関係者は「日本の本社を移転すると、韓日
両政府に多額の税金を納める必要があり、本社移転は現実的に不可能だ」と説明した。
■高成長のゲーム企業
ネクソンは『メイプルストーリー』『マビノギ』などのオンラインゲームで知られる。2010年12月期の連結
業績は、売上高が9343億ウォン(約653億円)、営業利益が4072億ウォン(約285億円)で、営業利益率は
40%を超える。過去5年間で売り上げは年平均35%、営業利益は45%伸びてきた。
上場が実現すれば、ネクソンの創業者であるNXC(旧ネクソン・ホールディングス)の金正宙(キム・ジョ
ンジュ)代表は保有株の時価が3兆ウォン(約2100億円)を超えることになる。金代表はNXCの株式48.5%
を保有しており、NXCはネクソン・ジャパンに78.88%を出資している。
ゲームベンチャー業界の風雲児である金代表は、ソウル大コンピューター工学科を卒業後、韓国科
学技術院(KAIST)で修士課程を終えた。KAIST時代には、オンラインゲーム大手NHNの創業者、李海
珍氏とルームメートだったという。韓国の二大ゲーム企業の創業者が同じ部屋で暮らしていたとは奇遇
だ。二人はフライドチキンが好きで、取り合いのけんかもしたという。
当時KAISTの学生らは、インターネットを通じ同時に楽しめるゲームを想像した。その想像の成果
が世界初のオンラインゲームとなったネクソンの『風の国』だ。その後、ネクソンは『カートライダー』
『メイプルストーリー』『マビノギ』などのヒット作を連発し、現在世界約100カ国に3億人以上のユーザー
がいる。
■IT企業の日本企業ラッシュか
ネクソンは韓国のIT企業で初の日本上場企業となる見通しだ。今後も日本上場を狙う韓国のIT企業
がさらに増える可能性が高い。既に日本企業に向けて準備を進める業界団体「KJIT」も誕生した。加盟
しているのは、年間数百億ウォン(数十億円)の売り上げがある芝覧之交(チランジギョ)ソフト、トゥービー
ソフト、イーストソフトなどだ。スパムメール防止プログラムで韓国業界首位の芝覧之交ソフトの呉治泳
(オ・チヨン)社長は「日本市場は韓国市場の10倍あり、100億ウォン(約7億円)の売り上げがある企業が
日本で上場すれば、時価総額が韓国よりも3倍ほど大きくなる」と指摘した。
主にソフトウエア企業が日本上場を目指す背景には、韓国と日本のソフトウエア文化の違いがある。
日本は韓国よりも違法コピー率が低く、代価を払ってソフトウエアを利用する文化が定着しており、
日本の方が成功する可能性が高いとみているからだ。
白剛寧(ペク・カンニョン)記者
ソース:朝鮮日報日本語版 2011/11/09 08:52
URLリンク(www.chosunonline.com)
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