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ACL後記、自ら権威を落としたアジア サッカー 2011-11-06 12:45
2011年AFCチャンピオンズリーグはアル・サッドの優勝で終わった。チャンピオンに対する祝いが
続かなければならない時点だが、権威が崩れた大会に対する物足りなさだけが濃く残る。
[mkスポーツ=イム・ソンイル記者]2強に選ばれるヨーロッパと南米が長い間ヘゲモニーを
握っていたサッカー界は2000年以後アフリカサッカーが急成長して新しい勢力ができた。
一人一人の能力を前面に出してヨーロッパや南米のクラブに招聘されたアフリカ選手たちが
一人二人と増えながらアフリカ国家もワールドカップや年齢別ワールドカップ(U-20、U-17など)で
良い成績をおさめ始めたのだ。しかしアフリカとともに第3の力と注目されたアジア
サッカーの水準はなかなか成長することができずにいる。
ワールドカップ16強周辺を抜け出せずにいるアジアサッカーの水準は、ただ
実力的な側面だけでなく行政力やマナーなど外的な部分でも世界サッカーのそれと
格差を見せている。11月5日に幕を下ろしたAFCチャンピオンズリーグが良い手本だ。
Kリーグクラブ全北（チョンブク）がカタールクラブ、アル・サッドにひざまずいたことに対する
愚痴ではない。韓国サッカーの発展のために、アジアサッカーの競争力のために
解かなければならない課題が多いということを新たに悟った大会だ。 世界の人の祭りに
なったUEFAチャンピオンズリーグ(ヨーロッパクラブ対抗戦)を標ぼうしながら2003年野心に
充ちたように拡大改編したAFCチャンピオンズリーグだが10年が近づいている2011年の
大会までも眉をひそめるようにすることが多かった。
極東アジアの盟主の韓国と日本、中東の代表走者サウジアラビアやイランそしてカタールの
ように、いくつかの国家のクラブが上位圏を独占するという指摘は全体的な大会水準に
対する物足りなさだ。（中略）
審判配分をはじめとしたAFCの大会運営も指摘から逃れることはできない。4強以上の
重要な競技に不公正判定を疑うほかはない国家の審判陣を投じるということ自体が
公正性と信頼度を傷つける処置であった。 カタールクラブの試合にUAEの主審が
ホイッスルを吹き、サウジアラビアクラブの試合にレバノンとシリアの審判が
出るということは誤解の素地が多かった。
乱闘劇で汚された4強戦で観衆に暴行したアル・サッドのケイタが堂々と決勝戦に出てきたのも
呆れ返ることだ。プロサッカー連盟のある関係者は「2007年に水原（スウォン）2軍
だったアン・ジョンファンが自身を馬鹿にしたファンに近付いて問い詰めて
体の小競合い直前まで進行したことがある。 周囲が引き止めてその線で一段落したが
連盟賞罰委員会は1000万ウォンという史上最高額の罰金刑を下したことがある」という
表現で強力な懲戒が出てこなければならないという厳しい発言をした。
AFC賞罰委員会の結果、ケイタは特別な追加懲戒措置を受けなかったし全北との大会
決勝戦に堂々と出場して決勝ゴールまで入れる殊勲を立てた。よりによって
ケイタがゴールを入れて過ぎ去ったことをまた暴く形になったが、綺麗でない仕事の
処理が災いを呼んだこのことは重ね重ねまな板に上がるだろう。
選手たちの姿勢もそうだ。いわゆる‘ベッドサッカー’という表現はもうアジア圏
のサッカー舞台の専有物になる雰囲気だ。外部から見る時はそのまま中東国家らの問題
でなくアジア圏国家のマナーとまとめて認識されるだけだ。外でのイメージも
イメージだがこれはAFCチャンピオンズリーグという大会の権威を自ら落とすと同時に
ファンたちが背を向けるようにする原因になるということを悟らなければならない。
正々堂々であることはサッカーを離れてすべてのスポーツの基本だ。同じ条件で善意の競争を
繰り広げてこそ勝者はうれしくて敗者は堂々とすることができる。 アジアサッカーはまだ
進まねばならない道が長い。2011年AFCチャンピオンズリーグの仕上げがすっきりしない後味を与えている。
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