11/11/06 12:22:53.76
李萬洙、SK監督に昇格…3年契約で10億ウォン
韓国シリーズで惜しくも準優勝にとどまったSKワイバーンズが新しく生まれ変わる。
SKワイバーンズ(申永澈〈シン・ヨンチョル〉社長)は1日、第4代監督として李萬洙(イ・マンス)現監督代行を昇格させた。
契約条件は、契約金2億5000万ウォン(約1760万円)、3年間の年俸2億5000万ウォンと、総額10億ウォン(約7000万円)だ。
SKは3日、SKテレコム本社で就任式を行う予定だ。
李萬洙監督は1997年に現役を引退した後、米国に渡って2006年までの9年間をニューヨーク・ヤンキース、
シカゴ・ホワイトソックスで過ごしながらリーダー研修を行い、メジャーリーグを経験したほか、
8月に途中で引退した金星根(キム・ソングン)監督の代わりに監督代行としてチームを指揮した。
姜秉徹(カン・ビョンチョル〈2000-02年〉)、曹凡鉉(チョ・ボムヒョン〈2003-06年〉)、
金星根(2007-11年)に次いでSK4代目の司令塔となった李監督は「選手たちが自発的にプレーする野球、
ファンを感動させる野球をする。綿密な作戦で1点を取るのに満足するよりは、多くの点を挙げる攻撃野球を繰り広げる」と抱負を語った。
■「やきゅう」からベースボールへ
米国野球は線が太い。韓国や日本のように綿密な作戦野球を展開するよりは、選手たちを信じて任せる野球が主立っている。
初回から1点を取るために送りバントをするようなケースはほとんど見られない。
また、打者は打席で精一杯スイングし、初球から積極的に打ちに出る。また、投手も真っ向勝負を挑む。
金星根監督の途中引退により、8月から監督代行として指揮を取った李萬洙監督は何度も
「今の私の位置は監督代行だ。正式に監督になったら私の野球を展開する」と話した。
「野神」の異名を持つ金星根前監督は在日韓国人で、日本の綿密なデータ野球を自分の用兵術と組み合わせ、SKに3度も優勝をもたらした。
李萬洙監督は、ポストシーズンを通じて自らの野球カラーをある程度、垣間見せている。
李監督は試合の中盤まで作戦らしき作戦をほとんど見せず、打者たちにすべてを任せた。
その代わり、自信を持ってボールを強くたたくことを注文した。また、試合の中盤までは送りバントのサインもほとんど出さなかった。
1点をもぎ取るよりは、大量得点を狙う攻撃野球に重きを置いた。マウンドには毎試合4、5人の投手だけを送った。
李監督は「2012年シーズンからは、先発と中継ぎ、抑えを明確に分け、マウンドを運用していく」と明らかにした。
また「これまでSKは金星根監督の力でいい野球をしてきた。良いことはそのまま引き継ぎ、
足りないと思うことは一つずつ改善していく」と力強く語った。
■新しいぶどう酒は新しい皮袋に
SKはコーチ陣も李萬洙監督のカラーに合わせて大幅に入れ替える。李萬洙監督の「メジャーリーグ式野球」を支えるためだ。
SKはすでにシーズン終盤にテキサス・レンジャーズに野球留学したキム・ヨンヒ元ロッテ監督を2軍の監督に迎えた。
また、マイナーリーグのジョ・アルバレズ監督を新たにコーチングスタッフとして合流させた。
シカゴ・カブスでコーチを務めるトム・プラット氏、デージー・ウィルソン氏は、
最終トレーニングのためにインストラクターとして招いた。このほか、サムスンでスカウターを務めるソン・ジュン氏、
ネクセンのチーフコーチだったイ・グァングン氏、斗山でバッテリーコーチを務めたキム・テヒョン氏が、李萬洙監督の下に集結した。
SKで指導していた芹澤裕二コーチと加藤初コーチの日本人指導者は、韓国シリーズ終了後に再契約不可の通達を受けた。
また、SKはトレーニングの方法も大幅に変更する見込みだ。金星根元監督は過酷なトレーニングで有名だった。
移動日にも、試合のない月曜日にもトレーニングが行われた。しかし、李監督はトレーニングの量よりは質を強調する。
これまでシーズン終了後のキャンプ地として日本を選ぶことの多かったSKは、今年はフロリダのベロビーチを選んだ。
李監督は「ひとまずけがで戦列を離れている選手の回復が急がれる。
最終トレーニングでは疎かにされがちな基本に重きを置きたい」と話した。
記事入力 : 2011/11/06 11:30
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