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ロシアのプーチン首相が十月に野田佳彦首相と電話会談した際、最大与党「統一ロシア」が十一月下旬に開く党大会へ
特使を派遣するよう要請していたことが五日、分かった。民主党幹部が明らかにした。首相は鳩山由紀夫元首相を派遣する
方向で調整に入った。冷え込んだ日ロ関係改善のきっかけとしたい考えだ。
統一ロシアの党大会では、来年三月の大統領選に向け、プーチン氏の出馬が正式に決まる見通し。有力な対抗馬はなく、
大統領復帰が確実視されている。プーチン氏は自民党の森喜朗元首相と親しい。政権復帰後に極東・シベリア地域の資源
開発に日本側の積極的な協力を得るため、民主党政権との関係構築が不可欠と判断したとみられる。
ロシア側は、日ソ国交回復を実現した故鳩山一郎元首相の孫である鳩山由紀夫氏の首相在任中、両国関係の進展に
期待。鳩山政権が短命に終わったため失望感を強めたとの見方があり、北方領土問題の進展に結び付くかは不透明だ。
民主党幹部によると、プーチン氏は十月十四日の電話会談で「日本から特使を派遣してほしい。政党間交流は重要だ」
と求め、野田首相が受け入れた。
外相経験者の前原誠司政調会長の派遣も検討されたが、党の政策責任者として二〇一二年度予算編成などに対応する
必要があり、代わって鳩山氏に白羽の矢が立った。
ソース(東京新聞) URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)