11/11/06 00:22:31.77 HTuAtCPG
>>1の続き
被告「事業としては最終的にはそう(失敗に)なりますが、はじめのうちは運営できているので。
つなぎつなぎで」
裁判官「もうからない事業に投資するというのは、経済原理として理解できないんですが」
被告「祖国(北朝鮮)の関係の仕事なので。理解してくれる仲間もいます」
裁判官は今回の不正輸出に対する「違法性の認識の有無」についても尋ねていく。口調は次第に攻
撃的になり、被告がたじろぎ沈黙する時間も増える。
裁判官「今回は合法と思っていた、ということなんですね」
被告「最初はその認識でした。結果、今は反省して…」
裁判官「(遮って)それはいいです。輸出するときのことです」
被告「大丈夫だと思いました」
裁判官「ではなぜ、自分の名前でなく会社名で送っているんですか」
被告は輸出の名義に、自らが設立し「休眠状態にあった」(被告)という会社名を使用していた。
被告「会社名にして、商品マークをつけた方がいいといわれたので…」
裁判官「通関業者の指導ではないでしょう。業者は『会社名で送るなら商品マークを』と言っただ
け。誰かがあなたにアドバイスした、なんて証拠はない。あなたが決めたんでしょ。なぜですか」
被告「…」
裁判官「誰からも言われていないのに! なぜそうしたの!」
被告「…車を売るから、個人より会社名の方がいいかと」
裁判官「うそですよね? 違法と分かっていたから、個人名を使いたくなかったんじゃないですか」
被告「…」
裁判官は続けて、車を韓国に送った後の手続きに関与していない、とする被告の主張をただしていく。
裁判官「輸送の諸経費がかかっていて、それ以上の額をもらえなければ困るわけですよね」
被告「はい、そうです」 裁判官「じゃあ、なぜ韓国到着後の経費について聞いていないんですか」
被告「サンミョンに後で請求すればいいと思ったので。(別の仕事で)中国に集金に行っていたの
もありまして」
裁判官「恩義のあるサンミョンのためにやっていたのに、『忙しいから』という理由で確認をサボ
っていたと」
被告「そうではないです」
裁判官「実際には北朝鮮に輸出していたわけですよね。それは関知していない、と」
被告「はい」
>>3以降に続く