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◆輸出依存度 韓国43.3%、中国24.5%に対し日本は11.4%だけ
円高は日本のピンチなのか、チャンスなのか。
国際金融アナリストで、『円高は日本の大チャンス』(PHP研究所刊)の著者・
堀川直人氏は「円高悲観論」は幻想にすぎず、日本経済は為替に左右されにくい
強靭な体力を身につけていると指摘する。
「日本は輸出で食っている」というのは幻想にすぎない。
総務省が発表した2009年のGDP(国内総生産)に占める各国の輸出依存度を見ると、
韓国が43.4%、中国が24.5%、ドイツが33.6%であるのに対し、日本は11.4%に過ぎない。
日本は輸出の絶対額で見れば中国、アメリカ、ドイツに次いで4位であるが、
実はGDPの9割近くを内需が占める内需大国なのだ。
G20の国々の中で日本より輸出依存度の低い国は7.4%のアメリカと
9.7%のブラジルだけだ。
今好調と言われる韓国経済も輸出依存度が高く、
為替の影響を受けやすいという意味で産業構造は脆弱と言える。
その依存度の低い日本の輸出にしても、輸出先も決済方法も
かつてとは大きく様変わりしている。
日本にとって最大の貿易相手国は長らくアメリカだったが、
2006年度以降は中国がトップとなり、2010年度にはその中国を含め
アジア向け貿易が51.1%にも達した(金額ベース)。
しかも、精密機械や工作機械など、海外に競合メーカーがほとんどいない
オンリーワン技術を持つメーカーの多くが、円建てで輸出している。
強い立場で交渉に臨めるので、為替リスクを相手に押し付けているのだ。
財務省の「貿易取引通貨別比率」によれば、2011年上期の場合、
円建て輸出の比率は全体で42.2%であり、アジア向け輸出では49.3%だ。
逆に、輸入においても円建て決済を求められるケースも出てきている。
中東原油の輸入である。
ドル安が続き、ドルの価値がどんどん目減りしているので、
価値の高い円での支払いを求められるのだ。
このままドル安が続けば、世界のドル離れがさらに進むことになる。
そうなれば、あまり使わない通貨(=ドル)の価値がいくら変動しても、
日本への影響は少なくなる。
SAPIO 2011年11月16日号
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