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2003年の「冬のソナタ」放映を機に始まった韓流ブームは、ガールズグループを中心とするK-POPブームへと拡大。熟年女性
ばかりでなく、さらに広い層に韓国ブームが広がっている。
その韓国熱の新たな波が今、大手スーパーなどにある加工食品にまで及んでいることをご存知だろうか。
(中略)
■美容成分と飲みやすさで大ブレイクした「紅酢(ホンチョ)」
いま、急激に売り上げを伸ばしているのが、韓国の食品メーカー「大象(デサン)」の飲用酢「紅酢(ホンチョ)」だ。韓国の酢市場
で常に売り上げナンバーワンを守り続けている製品で、美容成分が多く含まれていることをアピールした広告戦略で成功した。
日本でのブレイクのきっかけとなったのは、「韓国ではダイエット食品として、マイクロダイエットのような売れ方をしている」という噂を
聞きつけたダイエット専門誌「FYTTE(フィッテ)」が紹介したこと。試飲したバイヤーの間で「飲みやすい」「続けやすい」という声が
多く上がるようになり、某チェーンストアが全店で陳列台を置いてプッシュしたところ、突如ブレイク。1カ月で最高360本売れる店舗
もあったという。
その実績が認められ、次々と大手量販店で採用が決定。現在は50社の企業で採用され、今期末には200社に拡大の予定。
9月からは人気K-POPグループ「KARA」と全国ネットのCM契約(日本限定)を結んだ。飲用酢は夏に売れ、秋冬は売り上げが
落ち込む傾向があるため、KARA人気でその落ち込みをカバーする考えだ。
■日本のコンビニでも展開する「マーケットオー」
韓国みやげとして日本の観光客に爆発的に売れているのが「Market O(マーケットオー)」というブランドのブラウニー(チョコレート
ケーキ)だ。この商品、実は日本のコンビニでも展開されており、人気商品となっている。
Market Oを製造するオリオンは、韓国国内で幅広く事業を展開している財閥系企業のひとつ。オリオンが日本での展開に際し
こだわったのは、韓流ブームに便乗して売るのではなく、Market O独自の世界観を前面に出していくこと。ブラウニー発祥の地である
米国の雰囲気と温かい家庭的なイメージが伝わるデザインと、手描きのハングル文字の絶妙なバランスが目を引く。あえて手描きの
ハングル文字を大きく入れたのは、「生産国とコンセプトを明確に打ち出すことによって、韓国製品に対する漠然とした不安を
取り除きたいと考えた」からだという。
同社ではMarket Oの成功から、今後は伝統的なイメージにとらわれない“今の韓国”で売れている商品が日本でも求められる
ようになると見ている。
(中略)
■健康飲料として広がるマッコリ、安さで広がる第三のビール
こうした韓国フードと同期するように、韓国のドリンクも日本で売り上げを伸ばしている。
ふくよかな甘みが口いっぱいに広がり、ほんのりとした酸味と微かな発泡が喉ごしの爽やかさを演出する―2000年代半ばからの
韓流ブームをきっかけとして、日本では数年前から「マッコリ」が注目され始めた。韓国の人気俳優チャン・グンソクのテレビCM起用
からもわかるように、最近のマッコリ人気を牽引しているのは女性たちだ。
(中略)
韓国ハイト・ブリュワリー社が製造する第三のビール「プライムドラフト」は、スーパーやディスカウントストアを中心に広がりを見せている。
流通企業によるPBビール系飲料として韓国オリエンタルブリュワリー社が製造する「バーゲンブローノイヴェルト」がダイエー系列で広く
販売され、“80円台ビール”としての存在感を確立している。日経トレンディネットの記事では、この他に1本88円という破格値で参入
した「トップバリュ バーリアル」(イオン)とその対抗馬ともいえる「泡麦」(西友)についても味わいをチェックしている。その結果、「ビールの
雰囲気を味わう」意味では十分と一定の評価を与えている。
(以下略。全文はソース元でどうぞ)
ソース(日経BP) URLリンク(www.nikkeibp.co.jp)