11/10/28 19:43:16.95
◆北朝鮮の鉱物資源、韓国で1万8000年間使用できるマグネサイトも
越北詩人・朴世永(パク・セヨン)が作詞した北朝鮮の愛国歌は
「朝は輝け、この山河、金銀の資源も豊かで、三千里うるわしわが祖国」で始まる。
歌詞の通り北朝鮮は‘鉱物強国’だ。 南北間の経済指標で北朝鮮が上回る
唯一の分野が鉱物資源。その資源に周辺国は目を向けている。
中国が北朝鮮鉱物開発に直接飛び込み始めたのもそのためだ。
韓国にも北朝鮮鉱物は南北間の経済協力を支える資産だ。
ところがこの資産には難題も隠れている。
それは北朝鮮の遅れたインフラと‘北朝鮮リスク’だ。
北朝鮮鉱物資源の現況と今後の開発上の問題について探ってみる。
2007年7月に北朝鮮端川市(タンチョンシ)のデフン鉱山を訪れた
南北交流協力支援協会の関係者は目の前に広がる光景に驚いた。
「山全体が真っ白なマグネサイトだった。その後ろにある山も白かった。
北朝鮮がその辺りの山をなぜ‘白金山’と呼んでいるか分かった」
(チェ・ギョンス北韓資源研究所長)。
坑道を掘り下げていく必要もなく、掘削機で掘れば済むマグネサイト露天鉱を見たのだ。
韓国鉱物資源公社によると、韓国が全量輸入に依存しているマグネサイトが
端川市一帯に36億トン埋まっていると推定される。
昨年の韓国の輸入量は19万8600トン。端川市の鉱山を掘るだけで
韓国の1万8000年間の輸入量になる。
昨年12月に統計庁が発表した「北朝鮮主要統計指標」によると、
北朝鮮の主要鉱物埋蔵量は金2000トン(61兆3274億ウォン)、
鉄5000億トン(304兆5300億ウォン)、マグネサイト60億トン(2679兆7320億ウォン)
無煙炭45億トン(519兆4350億ウォン)、銅290万トン(9兆2791億ウォン)など、
韓国を圧倒する。韓国内の金埋蔵量は42.7トンにすぎない。
産業の根幹である鉄の埋蔵量も韓国は37億3000万トンだが、
北朝鮮の鉄鉱石埋蔵量は韓国の134倍にのぼる。
韓国鉱物公社は08年、北朝鮮内の主要鉱物の潜在価値を6983兆5936億ウォンと
推定した。韓国の鉱物潜在価値(289兆1349億ウォン)の24倍だ。
サムスン経済研究所の董竜昇(ドン・ヨンスン)研究専門委員は
「北朝鮮の鉱物資源は北朝鮮が自国の商品価値として強調できる魅力の一つ」とし
「南北間の経済交流の出発点になりうる分野」と述べた。
南北間の経済構造から見ると、南の資本と技術、北の資源と労働力が結合できる
代表的な分野が北朝鮮の鉱物であり、南北間の経済共同体を形成する軸になれる
という意味だ。
北朝鮮の鉱物資源は長期的には統一過程でかかる莫大な統一費用を軽減できる
隠れた‘保険’でもある。
北朝鮮の鉱物資源は南北がともに‘ウィン・ウィン’できる‘ブルーオーシャン’という
評価が出てくる理由だ。
朝中国境地帯に接した咸境北道(ハムギョンブクド)茂山(ムサン)鉄鉱山。
日本の三菱鉱業が1930年代に開発を始めたこの鉱山は、経済性がある鉱石だけでも
推定埋蔵量が30億トンにのぼるアジア最大の露天鉱山だ。
この鉱山から採鉱後に水に流された尾鉱が積もった豆満江(ドゥマンガン)まで
採掘が行われるほどだ。鉄鉱石価格の急騰で採算が合ううえ、技術も開発されたからだ。
尾鉱を磁石が入った機械に入れて回し、鉄成分を分離できるようになり、
豆満江の川底まで浚渫している。
今年初め茂山の向かい側の中国・南平を訪れたある対北朝鮮専門家は
「中国側のトラックが北朝鮮に渡り、掘削機で掘った川底の尾鉱を積んで運んでいた」
と伝えた。
中央日報 2011年10月28日(金)19時5分
URLリンク(japanese.joins.com)
URLリンク(japanese.joins.com)
URLリンク(japanese.joins.com)
※>>2以降へ続きます。