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【アンドルーズ空軍基地(米メリーランド州)】パネッタ米国防長官は21日、初のアジア歴訪として日本、
韓国、インドネシア訪問に出発する。軍拡著しい中国が急速に影響力を増す中で、米国のアジア太平洋
地域における揺るぎない関与を示す。北朝鮮に対して強固な日米韓の同盟を顕示し、新たな挑発行為を
阻止する狙いもある。
パネッタ長官は日韓訪問前の23日にインドネシア・バリ島での東南アジア諸国連合(ASEAN)国防相
会議に出席。南シナ海での領有権争いで中国と対立するASEAN各国との結束を強め、平和的解決に
向けた「南シナ海行動宣言」の実効性を高めることや、シーレーン(海上交通路)での航行の自由確保などを
協議する。
日本では一川保夫防衛相と25日に会談し、最大懸案の米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設
問題について、日米合意履行に向けた日本側の具体的な進展状況を確認する。米国では予算審議が
大詰めを迎えており、長官は普天間飛行場移設とセットとなっている在沖縄海兵隊グアム移転費の予算を
獲得するためにも、「目に見える進展」を日本側に迫る見通しだ。
日米防衛相会談では、中国軍の動向についても意見交換する。国防総省高官は「日米の情報収集・
警戒監視・偵察活動の拡大と協力促進を協議する」としている。中国軍の活動が活発化する日本の南西
諸島周辺での、米軍と自衛隊の監視活動の連携強化についても話し合うとみられる。
韓国では28日に米韓定例安保協議を行い、韓国の金寛鎮国防相と会談。北朝鮮が2012年の「強盛
大国入り」に合わせ、3回目の核実験や長距離弾道ミサイル発射などの挑発行為を行う恐れがあり、抑止力
強化について協議する。滞在中、李明博大統領とも会談する。
jiji.com: 2011/10/21-19:40
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