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◆[社説] 韓国・日本通貨スワップ拡大は歓迎するが
大統領府で昨日なされたイ・ミョンバク大統領と野田佳彦・日本総理の首脳会談で
目につく大きな課題は両国の間の通貨スワップ(対等交換)を700億ドルに拡大することに
合意した点だ。
両国は通貨スワップ規模を2008年米国発世界金融危機の時30億ドルから200億ドルに
増やしたことがある。
これをまた大幅拡大したことはグローバル財政危機にともなう先制的対応のための
措置だ。
ウォン・円通貨スワップはマイナス通帳のように外国為替が不足する場合、
いつでも必要なだけ利用できることで私たちの場合、危機対応能力を高めることが
できるようになった。
両首脳はまた、両国間自由貿易協定(FTA)交渉のための実務的作業を
本格化することにしたし、部品・素材産業の企業間協力をより一層強化することにした。
こういう一連の合意が両国間経済協力を実質的に進展させる契機になると期待する。
韓国・日本通話スワップ拡大は韓・米間通話スワップ再推進にも肯定的影響を及ぼす
可能性がある。
イ大統領は先週バラク・オバマ米国大統領とのワシントン首脳会談で韓・米通貨スワップ
締結を再推進する可能性があることを示唆したことがある。
米国との通貨スワップが締結されたわけではないが再推進の可能性を見せただけでも
市場を安定させる効果を上げた。
日本に続き、米国との通貨スワップが実際に締結されるならば外貨流動性不足状況と
市場の不安心理を同時に沈静化させるはずだ。
惜しい点は慰安婦問題をはじめとする過去の歴史に対する日本の消極的態度だ。
イ大統領は“歴史を忘れないで未来に進むことが韓国・日本関係の根幹”としながら
過去の歴史解決のため日本の積極的な努力を注文した。
だが、野田総理は“大局的次元で両国関係を進展させよう”として避けた。
野田総理が右翼指向なので予想はしたが、こういう姿勢は隣の我が国に対する
礼儀ではない。
日本が我が国と本当に近づくことを願うならば独島(ドクト)を自らの領土と言いはる
悪いクセも捨てるべきだろう。
国民日報(韓国語) 2011年10月19日18:08
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