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- アジア通貨動向(19日)=韓国ウォンが1カ月ぶり高値、日韓の通貨スワップ協定拡大で -
[シンガポール 19日 ロイター] 19日のアジア通貨市場では、韓国ウォンが1カ月ぶりの高値をつけ、
上げを主導している。日韓の通貨スワップ協定拡大を受けて輸出業者やリアルマネー、ヘッジファンドが
ウォンを買う一方、インターバンク筋がドルを売っている。
通貨スワップ協定の拡大は、リスク資産を支援するとの見方から、シンガポールドル、インドネシアルピア、
マレーシアリンギも上昇している。
在ソウルの外銀ディーラーは「海外ファンドが、ヘッジのためにこれまでに積んでいたドルのロングポジション
を解消しようとしている。輸出業者の動きがより活発になることから、ドルはさらに下落するとみている」と語った。
ウォンKRW=KRW=KFTCは1ドル=1128.4ウォンと9月19日以来の高値をつけ、100週移動平均の
1133.0ウォンを上抜けた。
サムスン・フューチャーズの通貨ストラテジストは「通貨スワップは、外的リスクが高まった際に流動性が
ひっ迫する可能性があるとの懸念を緩和するだろう」と指摘した。
米ドル/シンガポールドルSGD=D3は、ユーロの回復を背景にしたインターバンク投機筋の米ドル売りを受けて
下落。一時、7月下旬から10月の上昇の50%戻しの水準付近となる1.2600シンガポールドルの下値支持線
を下抜けた。
その後は、ユーロが圧迫されたことから、1.26シンガポールドルを上回る水準に回復している。
ドル/リンギMYR=MYも、ユーロの回復を背景に下落。ただ、7月下旬から10月の上昇の38.2%戻しの水準
である3.1057リンギ付近に強い支持線がある。
タイバーツはほぼ変わらず。タイ中央銀行の金利据え置き決定にはほとんど反応していない。
しかし、市場筋は洪水による経済への影響懸念で、ドル/バーツが上昇するとみている。
*0731GMT(日本時間午後4時31分)現在のアジア各国通貨の対米ドル相場は以下の通り。
シンガポールドル 1.2608
台湾ドル 30.086
韓国ウォン 1133.40
タイバーツ 30.68
フィリピンペソ 43.15
インドネシアルピア 8820.00
インドルピー 49.18
マレーシアリンギ 3.1085
人民元 6.3794
ソース : ロイター 2011年 10月 19日 17:45 JST
URLリンク(jp.reuters.com)
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