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日帝強制支配期に奪われた私たちの図書が帰ってくる。今日、韓国を訪問する野田佳彦(のだ
よしひこ)日本総理が高宗(コジョン)の皇帝即位過程を記録した‘大礼儀軌’をはじめとし純宗が
皇太子時代、純明王后閔氏とあげた結婚式を記録した‘王世子嘉礼都監儀軌’上・下2冊、正祖
の文集‘弘斎全書’100冊中2冊など3種5本を直接持ち大統領府訪問の時に伝達するという。
図書返還は去る6月10日発効された‘韓国・日本図書協定’に従ったものだが、日本の総理が謝
罪の意味で直接戻すことは意味深くなければならない。
さらに該当図書は日帝が国権を奪った大韓帝国時期の皇室儀礼を記した本である上、その中の
‘大礼儀軌’には大韓帝国国璽の‘皇帝之宝’が描かれているという点で象徴性が大きいと言えよう。
残り1200冊も予定された12月10日まで支障なく返還されることを期待する。しかし、日本の図書
返還はまだ開始に過ぎないと見ることができる。日帝強制支配期に不法搬出されたのは図書だけ
でなく絵、陶磁器、工芸、民俗品など多様な品目がある。これに考古学的遺物を含めれば広範囲
な目録が出てくる。
搬出方式において表面では売買などの形態を帯びていても、その過程に公権力が動員されたり
略奪の兆候が明白なものは全て返還対象だ。したがって今回の宮内庁図書返還が残りの文化財
返還の免罪符になってはならない。特定国の文化財が略奪状態にある限り、歴史の復元が成り
立たないからだ。
文化財を取得するわが方も準備を徹底的にしなければならない。返してもらう本の歴史的文化的
価値より観光商品的価値を計算して特定地域に誘致するとして実力行使をしては困る。略奪の傷
を持ったまま永らく異国の土をさ迷った文化財を見ながら歴史の教訓を生かすことができる所に
巣を作るのが当然だ。ただし場所の縁故権を持ったところには水準級の複製本を作って閲覧させ
るはずだ。
ソース:国民日報(韓国語) [社説]日本の文化財返還、これが手始めだ
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