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米バラック・オバマ大統領が13日(現地時間)、李明博(イ・ミョンバク)大統領夫妻のために開いた国賓晩餐会で、ミシェル・
オバマ夫人が身にまとった紫色のドレスは、韓国系米国人ファッションデザイナー、チョン・ドゥリ氏の作品だ。チョン氏は、「ドレープ
(自然にしわができて、たれるドレス)の女王」と言われている。オバマ夫人が身につけた片方の肩が露になった果敢なデザインや
貴族的に色合い、優雅に垂れるドレープから、氏の優れたデザイン感覚を伺うことができる。ミシェル夫人が、チョン氏の衣装を
選んだのは、韓国に対する配慮もあるだろうが、何よりもチョン氏の作品が気に入ったからだろう。
◆4歳の時、米国に移民に発ち、34年間暮らしている在米韓国人1.5世のチョン氏は、ニューヨークでトップレベルのデザイナー
になった。やせても、太っても、女性の体を際立たせる衣装として、何度も賞を受賞した。ニューヨークの名門ファッションスクール、
パーソンズデザインスクールを卒業し、有名デザイナー、ジェフリー・ビーンの下で首席デザイナーとして働いた後、03年、自分の
名前を掲げたドゥー理(Doo.Ri)コレクションを立ち上げた。映画、「トワイライト」の女主人公、クリステン・スチュワート、「トランス
フォーマー」の女主人公、ミーガン・フォックスが、氏の服を好んで着こなす。
◆ニューヨークコレクションは、パリコレクションより先に開かれる。ニューヨークが流行を先導するという意味だ。そのようなニューヨーク
ファッション界で、韓国デザイナーの浮上は目立っている。マーク・ジェイコブスの首席デザイナを務めた在米韓国人2世のリチャード・
チェは、米紙フィナンシャルタイムズが、「ファッション界の新しいスター」と紹介したほど、注目を集めている。韓国で成長し、米国で
成功的に活動しているデザイナーとしては、マックスマーラ・デザイナー出身のクリス・ハン、Y&KEIを経営している夫婦デザイナー、
カン・ジンヨン、ユン・ハンヒ氏などがいる。
◆ニューヨークファッション界は、伝統的にユダヤ人が大手を振ってきた。コラムニストのマルコム・グラッドウェルは、「ニューヨークに
移民に来たユダヤ人らは、最初はその大半が縫製業に携わった」と言い、「創意性を発揮できる職業を持った両親からの影響を
受け、子孫らはプライドを持ち、米社会に定着することができた」と主張した。服の扱い方のうまい韓国人の技や繊細な感覚から
見て、韓国系がユダヤ人を圧倒できないこともない。パーソンズデザインスクール在学生の30%が韓国系だという。歌やドラマを
乗り越え、ファッション韓流の未来に楽しみだ。
ソース(東亜日報) URLリンク(japanese.donga.com)