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韓国最大手の鉄鋼メーカー・ポスコの現地法人・ポスコジャパンの関係者が、境港を利用した物流コスト削減と山陰地方の
顧客開拓の可能性を探るため13日、鳥取県境港市の境外港を視察し、関係者と意見交換した。
写真＝鳥取県や境港市の関係者から境港の説明を受ける李所長（左から２人目）
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訪れたのはポスコジャパン広島営業所の李仁燦所長。同市竹内団地の夢みなとタワーで、環日本海経済活動促進協議会
の足立統一郎会長や中村勝治市長、鳥取県の河原正彦統轄監らと意見交換した。
李所長は「現在、山陰には輸入拠点がなく、当面、北九州（福岡）にある当社の加工センターから鋼材を船で境港に輸送し、
新たに釜山－境港に就航したＲＯＲＯ船（コンテナ併用船）を使って韓国から製品輸入することも検討したい」と述べた。
製品の鋼材は境港にある既存の倉庫を借りて荷受業者に保管、陸送を委託したい考えで、月５００トンの保管が目標。
また、鳥取、島根両県に同社の顧客はいるものの、新規顧客開拓が不可欠という。
中村市長は「今月末には国が日本海側拠点港を選ぶ予定で、境港が選定されると信じている。ハード、ソフト両面で
使いやすい港にしていくのでぜひ利用していただきたい」と要望した。
李所長はこの後、昭和南の国際コンテナターミナルなどを視察。「広島から山陰に陸送する場合と、北九州から山陰に
海上輸送する場合のコストをまず比較したい」と話している。
ポスコは、粗鋼生産量３５００万トンで、世界第３位。
ソース（日本海新聞） URLﾘﾝｸ(www.nnn.co.jp)