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【ジャカルタ=白石洋一】日本と東南アジア諸国連合(ASEAN)が11月中旬に
インドネシアで開く首脳会議で、8年ぶりに「日ASEAN共同宣言」を採択することが
14日、明らかになった。
海洋活動の拡大を続ける中国を念頭に、日本とASEANの間で海の安全保障
分野での協力を推進する内容を盛り込む方向だ。東日本大震災の体験を踏まえ、
日本が津波予測システムなどの防災協力を進めることも明記する。
日・ASEANの共同宣言作成は2003年12月、経済連携の推進などを盛り込んだ
「東京宣言」以来。東京宣言では、海洋安全保障の記述はなかった。
今回の宣言では、南シナ海の領有権を巡り、中国と周辺国の摩擦が大きくなっている
現状を踏まえ、尖閣諸島のある東シナ海も念頭に、日・ASEAN間で協調して海の
安全保障分野での関係強化を打ち出す方向だ。日本政府は、東シナ海、南シナ海の
航行の自由や安全、国際法規順守などを掲げ、中国への警戒を強めるASEAN諸国と
共同歩調を取ることで、中国をけん制し、自制的行動を求めていきたい考えだ。
YOMIURI ONLINE: 2011年10月14日14時37分
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