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◆日本が南シナ海問題に介入、中国は経済カード切れ…香港紙
香港紙・東方日報は12日付で、中国と一部東南アジア諸国で対立が続く南シナ海の
領有問題で、日本が手を伸ばしつつあると主張し、対抗のために中国は「経済カード」
を切るべきだとする論説を発表した。
東方日報は香港の中国語新聞で発行部数が最大。
3月19日には「中国が釣魚島(尖閣諸島の中国語通称)を奪回するには、
日本が東日本大震災で混乱している今が絶好のチャンスだ」と主張する記事を掲載した。
12日付の記事は、野田首相とフィリピンのアキノ首相が9月27日、南シナ海問題を巡る
両国の協力強化を強調した共同声明を発表し、日本の海上保安庁がフィリピンの沿岸
警備隊の訓練に協力することを決めたことを取り上げ「日本は南海(南シナ海の中国側
呼称)問題に多少絡むだけでは満足できなくなり、事態をシステム化、常態化、軍事化の
方向に発展させ、米国やインドとともに南シナ海をかきまわし、龍(中国)を封印することを
企図している」と主張した。
日本が東南アジアと連携して中国に対抗しようとしている理由は、中国の力を東シナ海と
南シナ海に分散して、尖閣諸島の問題でも有利な状況を作り出すことと分析。
さらに、東南アジアと中国の間に「くさび」を打ち込んで、東南アジアを自らの勢力範囲に
組み込もうとしているとの考えを示した。
日本が南シナ海の問題に手を伸ばそうとした場合、中国に「直接の反撃能力はない。
口からつばきを飛ばして(批判して)も無駄だ」と指摘。
ただし、東シナ海でガス・油田の開発を加速したり、巡視艇を尖閣諸島から12海里以内に
接近させるなどの反撃はすべきであり、南千島群島(北方四島を指す)問題でロシアを
支持することもできるとの見方を示した。
さらに、中国にとって有効な反撃は経済カードを切ることと論じた。
日本経済の中国への依存度は、中国経済の日本に対する依存度よりもはるかに大きく、
貿易戦争になっても「日本は絶対に中国に勝てない」と主張。
中国は希土類(レアアース)の輸出制限をさらに強化する、
日本への観光旅行を制限する、日本からの輸入を引き締めるなどすれば
「日本に思いあがった行為をする度胸はない」と論じた。
サーチナ 2011/10/13(木) 15:43
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