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○サムスンとアップルの特許紛争、最初のヤマ場
米アップルがサムスン電子のタブレット型パソコン「ギャラクシータブ10.1」に特許を
侵害されたとして、オーストラリアと米国の裁判所に同機種の販売差し止めを求めた
仮処分申請で、13日(現地時間)に決定が出る。今回の決定は、サムスンとアップルの
特許紛争で最初のヤマ場となる。
また、14日にはアップルがオランダ・ハーグの裁判所で起こした、いわゆる「FRAND
条件」に関する裁判の判決が下される。FRANDとは「公平で妥当かつ差別のない
やり方で他社にライセンス提供を行うことを義務付ける概念で、特許を持たない
メーカーが、合理的な水準の特許料を支払い、業界標準となっている特許を使用
できるとするものだ。特許を保有するメーカーが、持たないメーカーに無理な要求を
押し付け、生産を妨害する行為を防ぐことための仕組みだ。
アップルはサムスン電子の特許が「標準特許」に当たり、特許料を支払わずに製品を
生産した上で、後からFRAND条件を適用し、適正水準の特許料を支払うことができる
と主張している。
同日にはソウル中央地裁で、サムスン電子がアップルを相手取り起こした特許侵害
訴訟の3回目の審理が行われる。
サムスン電子は今月5日、フランスとイタリアの裁判所に対し、アップルの新型スマート
フォン「iPhone4S」の販売差し止めを求める仮処分申請を行っている。しかし、アップルの
創業者、スティーブ・ジョブズ氏が死去したことから、葬儀や服喪期間が終わるまで、
サムスン側が特許紛争を一時自粛してきた。
サムスン電子は12日「服喪期間は既に終わったと判断している。各国の裁判所で
決定が出た段階で、それを反映し戦略を練り直し、本格的な攻勢をかける」と表明した。
一方で、アップル側との劇的な和解を予想する声も出ている。
□ソース:朝鮮日報 2011/10/13 07:35
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