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浙江省温州市で発生している金融危機で、現在、市は省や国に対して救済策を求めているが、
もしこれが得られない場合、同市企業の4割近くが年内にも生産停止・倒産する可能性がある
という。中国メディアが報じた。中小企業の社長が相次いで失踪したことで注目された今回の
地方的な金融危機は現在、より深刻な状態に陥っている。
民間貸出の資金ショートが続発し、連鎖的に中小オーナーが失踪、自殺者まで出た。一部公務員
が職権含めて得たグレーな資金が流れ込み、民間貸出規模が拡大したのも被害を大きくしたと
考えられている。また、もともとの主力産業である製造・輸出業が、人民元高や賃金上昇などで
低迷、産業が空洞化し、実業よりは手軽に儲けられる不動産など投機方面に多くの資金が流れ
たことも事態を複雑にしている。
資金ショートが相次ぎ、同市ではすでに2割前後の企業が生産停止、半停止の状態との情報も
ある。もしすべての企業が順調に生産活動を行ったとしても、コスト上昇が激しい昨今、同市
製造業の利益率はわずかに3%程度であって、これらを合算しても、同市企業の借り入れ総額
に対して、利息さえ返済できない計算になるという。「連鎖反応が起き、社長が夜逃げし、自殺
者が出るのはある意味当然」(現地関係者)だという。(編集担当:鈴木義純)
サーチナ 2011/10/12
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