11/10/11 22:29:50.97
(※抜粋です。全文は「サンデー毎日」誌面でどうぞ)
テレビ、雑誌、街中の広告…日本で韓流男子の姿を見ない日はない。彼らは幅広い年齢層の日本人女性のハートをわしづかみ
にしている。そのワケは―。
ハングルが踊る看板の料理店、韓国食材スーパー、マッサージ店が大久保通り沿いだけではなく、路地裏に至るまでひしめきあって
いる。JR新大久保駅周辺のコリアンタウン。取材した日は平日の夜、しかも大雨だというのに歩道は日本人女性であふれかえって
いた。彼女たちの目当ては韓国人タレントの写真などを売る韓流グッズ店なのだが、最近韓流イケメンに会えるカフェやライブハウスが
増えている。韓流ドラマをモチーフにしたカフェ「コーヒープリンス1号店」は連日、行列ができる。中には店員と写真を撮りたがる女性も
いるという。ここで働くソンヒョンさん(26)も「オープン当初は並んでまでコーヒーを飲む人なんていなかったのに、まさかこんなにお客さん
が増えるなんて…」と驚く。
今なぜ韓流男子なのか。長年、人の顔を研究してきた観相家の池袋絵意知さんはこう分析する。
「時代を経るにつれて、中性的で個性のない顔が好まれるようになってきました。ひとえに平和ボケが原因でしょう。しかし長引く不況
や大震災で不安な時代になり、守ってくれそうな男らしい顔に揺り戻しがきています。韓流男子に多い一重や奥二重で切れ長の目や
しっかりとした鼻、アゴがしっかりした輪郭や引き締まった口元など、男らしさや意志の強さを表す顔相が好まれる時代なのです」
韓国の男性は兵役義務がある。そこで鍛えられた韓流男子の体格への憧れも根強い。女性用アダルトグッズショップ「ラブピース
クラブ」代表の北原みのりさんは言う。
「胸板が厚く、背も高くて女を圧倒するよう。眠っていた女性のエロスを目覚めさせてくれます。知り合いには首筋、肩、太ももなど
韓流スターの体のパーツの写真ばかり持っている50代の女性がいるほどです」
その体格の良さときたら、「いざという時、守ってくれそうだと女性が憧れるのはごく自然なこと」(池袋さん)なのだろう。
■女性ホルモンが出るサービス精神
一方、日本では草食系男子が増殖中だ。その反動だと指摘するのは、『「頼れる男」は女が惹かれるオーラがある!』(学研
パブリッシング)を書いた恋愛エッセイストの潮凪洋介さん。
「日本の男性は仕事に追われて青白い顔をして、積極的には人との関わりを持たないような人が多い。そういう男性を恋人や夫に
持つ女性は、パートナーにろくに話も聞いてもらえず、ネグレクト(無視)とも言うべきコミュニケーション不足に苦しめられています。
そんな女性たちがトキメキを求めて韓流男子にハマりがちなのはうなずけます」
実際、韓国人留学生の女性(24)は「韓国の男性は交際100日記念、200日記念、1年記念と祝ってくれる。メールなどの連絡も
日本人の男性より遥かにマメです」と明かす。
韓国専門ライターの中西美穂さんは言う。
「韓流の熱い純愛は映画やドラマの中だけの話かと思ったら、普通の韓国人男性も『愛してる』とか、『君のことをいつも考えているよ』
とか、日本人の感覚からしたら歯の浮くようなことを女性に平気で言います」
それにしても、日本男子が好きなのはAKB48。
「男性がAKBに夢中になるほど、女性は韓流に熱をあげる気がします。日本の男女はすれ違ってしまっていますね」(コラムニストの
辛酸なめ子さん)
隣国から次はどんなイケメンがやってくるのか楽しみだ。
ソース(サンデー毎日 10/23号 126~127ページ)
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写真=表紙は永瀬正敏さん
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