11/10/11 13:55:15.76
甘粛省内の黄河の川岸で9月29日、同省で「最も豪華な遊覧船」の鳴り物入りで完成した「酒
鋼号」が、お披露目の進水式で沈没した。10月10日になり一般ユーザーがミニブログで発表し
たことで知られるようになり、メディアも報じはじめた。
「進水式」が「浸水式」になってしまったのは、同省皋蘭県の黄河川岸。「酒鋼号」は後ろ向きに
進水したが、船尾部分から水に沈んだ。船体は大きく前後に傾いた。船体の後半部分は水没
し、前の部分は水面から飛び出た格好で止まった。
同船は酒泉鋼鉄集団(酒鋼集団)が蘭州市に1768万元(約2億2300万日本円)を寄付した形で
建造した。甘粛省では「最も豪華」、「最も先進的」、「最も大きく」、「最もすぐれた機能を持つ」
遊覧船という。船体は全長が32.9メートル、幅は7.5メートル、満載排水量は130トン。
進水式のために、特設ステージが設けられ、「酒鋼号」も色とりどりの小旗などで飾りつけら
れていた。通例からして、進水式には市政府の要人も出席していたと思われる。
「酒鋼号」は10月10日までには引き上げられた。船内の設備の一部を取り外して上海に送り、
点検と調整をするという。
蘭州市交通局宣伝処長によると、「作業のミスで、船体後部にある機械室に水が入った」と説明
した。修理後に、改めて進水させるという。
同事故による死傷者は伝えられていない。(編集担当:如月隼人)
サーチナ 2011/10/11
URLリンク(news.searchina.ne.jp)