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小説『林巨正(イム・コッチョン)』を著した洪命熹(ホン・ミョンヒ)元北朝鮮副首相の孫で、北朝鮮の
経済をリードしてきた洪石亨(ホン・ソクヒョン)朝鮮労働党計画財政部長兼経済書記(75)=写真=が
粛清されたようだ。
韓国の安保当局者は5日「洪石亨氏は今年6月に全ての職を突然解任された後、行方が分からなく
なっている。粛清の可能性を示唆する情報が入っている」と語った。北朝鮮の内部事情に詳しい消息筋も
「平壌では、洪石亨氏が6月に中国のスパイだったとの容疑を掛けられ、粛清されたとのうわさが広まっている」
と話した。
洪石亨氏は、2009年11月に断行されたデノミネーション(通貨呼称単位の変更)失敗の責任を問われ、
昨年初めに銃殺されたと伝えられる朴南基(パク・ナムギ)氏の後任として、昨年7月に労働党計画財政
部長に起用された。同年9月に開催された第3回党代表者会で、党の中核となる政治局委員と経済書記に
指名され、「金正恩(キム・ジョンウン)時代」の北朝鮮経済を先導する人物と位置付けられた。
洪石亨氏の身辺に異常の兆しが表れたのは、今年5月末の金正日(キム・ジョンイル)総書記の訪中直後
だった。6月6日に行われた党政治局拡大会議で、同氏の書記職解任の決定が下されたのだ。韓国統一部
(省に相当)当局者は当時、政治局委員の職は維持しているとし、ほかの職に就く可能性もあるとの見方を
示していた。
だが、安保当局者は同日「洪石亨氏が政治局委員も解任されたことが確認された。党の部長や書記は
補職だが、政治局委員は一種の身分。政治局からも追放されたことが、粛清の可能性を裏付けている」と
説明した。洪石亨氏は政治局拡大会議前日の6月5日、キム・ヒョンジク氏(金総書記の祖父)の死去85年を
迎え、党幹部と万景台を参拝したのを最後に、公の席上から姿を消した。
洪石亨氏は1936年にソウルで生まれ、家族と共に北朝鮮に渡った。城津製鋼所、金策製鉄所などの産業
現場で成長した実体経済の専門家で、国家計画委員長(93‐98)、咸鏡北道の道党責任書記(知事に相当、
2001‐10)を務めた。父親の洪起文(ホン・ギムン)氏は朝鮮社会科学院副院長を務めた漢学の大家で、『李朝
実録』(朝鮮王朝実録)の朝鮮語翻訳を手掛けた。
姜哲煥(カン・チョルファン)記者 , 李竜洙(イ・ヨンス)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版: 2011/10/06 09:04
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