11/10/06 11:27:32.17
「ブラック・チューズデー」の到来は、取引開始前から予測されていた。開天節（3日、檀君神話に
基づく建国記念日）の連休でソウル株式市場が休みだった間、欧米で株価が2－3％下落していたためだ。
ギリシャが財政赤字削減目標を達成できず、債務不履行に陥る可能性が高まるのではないかという懸念が
投資家の不安を誘った。米投資銀行2位、モルガン・スタンレーの破綻説もささやかれ、欧州の金融危機が
米国に飛び火するのではないかという恐れも重なった。
4日は、心配そうに株式市場の取引開始を待っていた投資家の表情が見る見るうちに暗くなった。
韓国総合株価指数（KOSPI)は、大方の予想通りに先週末に比べ4.7％安の1686.22ポイントで寄り付いた。
その後、下げ幅を広げ、一時は110ポイント以上下落し、投資家はパニック状態となった。
外国人による買い注文が殺到し、KOSPIが急落したことから、有価証券市場（メーンボードに相当）
では、プログラム売買を5分間停止する「サイドカー」と呼ばれる措置が発動された。外国人は同日、
4511億ウォン（約290億円）を売り越した。
しかし、恐怖感が支配していた市場のムードは、年金・ファンド筋が大口の買い注文を入れたため、
大引けを約20分後に控え、やや好転した。年金・ファンド筋は午前中は売り越しを続けたが、午後に
入り、買いに転じ、結局は2389億ウォン（約153億円）を買い越した。
結局、KOSPIは先週末比63.46ポイント（3.6％）安の1706.19ポイントで取引を終えた。投資家は終日
ショックから抜け出せなかった。投資家は最近の金融不安や株価下落にある程度慣れたかに思われたが、
またもや強烈なパンチを食らった格好だ。
ソウルの金融街、汝矣島にある大信証券のロビーで出会った50代男性は「今は大型優良株だからと
いって、必ず安全だということではなさそうだ。先月買った大型株が40％下落し、最近1年間で稼いだ
資金を全部パーにした」と嘆いた。証券会社の営業部の雰囲気も暗かった。新韓金融投資のチョン・
ヒョンジン・チーム長は「8月以降、数回にわたる乱高下で、投資家は疲れている。損切り売りをする
にはタイミングを逸した形で、押し目買いを入れるにも依然不安な状況だ」と話した。
李敬恩（イ・ギョンウン）記者
URLﾘﾝｸ(www.chosunonline.com)
１が立った時間 2011/10/05(水) 09:21:48.31
ｽﾚﾘﾝｸ(news4plus板)